am(午前)pm(午後)は何の略?ante meridianと post meredian

英語で午前の時刻を指すときに後にamをつけます。午後なら、pmですね。当たり前すぎて何の疑問も持たなくなっていましたが、amやpmは何の略なのでしょうか。

これはラテン語でante meridianと post meridianのことです。わかりやすく英語でいえばbefore noonとafter noonです。meridianは正午という意味。postは、日本語でもポスト菅(菅首相の後の後任人事)など普通に使われていますのでお馴染みのことでしょう。anteは前という意味。antiアンチと混同しないようにしましょう。

医学に詳しい人なら、anterior(前側の)、posterior(後ろ側の)という言葉を解剖学でよく使うのでご存じだと思います。

「何度も何度も」を英語で  “over and over again”

「何度も何度も」は英語で”over and over again”と言います。Youglish.comで実際の発音を聴いてみましょう。

何度も何度も ”over and over again” (Youglish.com) 10529件

何度も何度も繰り返した “repeated over and over again” (Youglish.com) 106件

何度も何度も言われた “was/have been/ told over and over again” (41件)

 

utilizeかuse か?utilizeを正しい文脈で使う

科学英作文ではutilizeが多用されます。特に日本人はutilizeが大好きな印象があります。しかし、utilizeの意味はuseなので、わざわざutilizeと言わなくてもuseで十分ではないのか?という疑問が湧きます。実際のところ、両者はどう使いわければいいのでしょうか?

Grammer Girlが解説してくれていましたので引用します。

The word “utilize” often appears “in contexts in which a strategy is put to practical advantage or a chemical or nutrient is being taken up and used effectively” (9).

https://www.quickanddirtytips.com/education/grammar/use-versus-utilize?page=1

use は「使用する」ですが、utilizeは「使用する」という文脈よりもむしろ「利用する」というときに使うと効果的なようです。例文も紹介されていました。

“If a diet contains too much phosphorus, calcium is not utilized efficiently” (9).

確かに上の文だと、useを使うわけにはいかないようです。

 

今何時?6時 6 o’clock のo’clockは何が省略されているのか?

6時を英語で6 o’clockということは中学で習うと思います。特に何の疑問も持たずにそのまま大人になったのですが、たまたまグラマーガールズのポッドキャストを聴いていたら、o’clockはof the clockの省略形だと説明していました。

Run-of-the-mill contractions you’ll encounter in everyday reading or speaking include “I’m,” for “I am”; “she’ll,” for “she will”; and “o’clock,” for “of the clock.”

https://www.quickanddirtytips.com/education/grammar/troublesome-contractions-eg-idve

今まで何の疑問も抱かずに使っていました。

英検一級合格者による英語検定(英検)一級合格ガイド

英検一級というのは、子供時代には英語がペラペラの達人の証だと思っていました。実際に自分が取ってみると、一定の英語力を担保するものという以上でも以下でもないなというのが実感です。英語がペラペラでなくても英検一級は取れます。ただし入念な準備は必要です。自分の場合は、中学3年のときに英検4級を受けて、あとは大人になってアメリカに住んで帰国後数年してから英検1級を受けました。自分がやった準備は、ジャパンタイムズの英検一級受験者のための単語帳をやったのと、2次試験のスピーチ対策で過去問をやったくらいです。あまり戦略的に一級を取りにいったわけでもないのですが、自分なりのアドバイスを書いてみたいと思います。

英検一級の合格点

英検一級と言っても、合格点には大きな幅があります。合格最低点を取ればよいのですが、英検一級は所詮通過点に過ぎないので、英検一級の最低合格点を目指した勉強は全く勧めません。合格した自分が言うのもなんですが、合格したからといって仕事に使える流暢さは全くありません。やはりビジネスができるレベルを目指す通過点で、ついでに英検一級を取っておくくらいの感覚でいたほうがよいです。

英検一級の単語

英検の一次試験の最初の問題はとにかく多量の単語問題です。これはもう単語帳形式の書籍をやるのが早道。自分が使ったのは、
出る順で最短合格! 英検1級単熟語 EX 2014/5/26 ジャパンタイムズ

です。

もっと新しい語彙の本としては、

出る順で最短合格! 英検®1級 語彙問題完全制覇[改訂版] (英検最短合格シリーズ) 2019/8/30 ジャパンタイムズ出版

というのもあります。ジャパンタイムズの本は音声をウェブサイトからダウンロードできるので、これをMP3プレーヤーに入れて通勤中に聴くとか、車を運転しているときに聴くなどしました。

英検1級の単語はかなり難しいです。大学入試でいえば難関大学に出題される英単語よりも段違いに難しいと思います。英検1級の語彙はほとんどオーバーラップしていないため、受験勉強の貯金は全く役に立ちません。あまりにも難しいため自分は全然一冊やり遂げるところまでいきませんでした。直前の3日間くらいで数ページを繰り返した程度です。この本のいいところは出る順なので、最初の数ページをやるだけでも実際に、勉強した単語がいくつも出題されてしっかり得点できました。満点を取らなくても合格できますから、気楽にやってください。

英検一級の二次試験対策

スピーキングとその後の質疑応答はしっかりと準備する必要があります。受験会場の雰囲気は独特で結構緊張感がありました。特に、次の番を待つ間廊下で待っているのですが、教室の中で前の人が話している声が多少聞こえます。言葉もところどころ聞こえるくらいに聞こえていました。教室が複数あるところだったので、あちこちから試験でスピーキングをやっている声が聞こえましたが、みんな非常にしっかりと準備をしてきているなあと思いました。みんなよどみなくすらすらとしゃべっていました。あれくらいスムーズにしゃべっていればおそらくみんな合格しているんじゃないでしょうか。自分は完全にアドリブでやりました。構成という構成もなし。それでも合格したので、必ずしも型をつくって型通りにしゃべらなくてもいいということがわかりました。要はコミュニケーションがちゃんととれたかどうかだと思います。自分はたまたま仕事で普段考えているようなテーマが出たのでそれを選んでしゃべりましたから、雑談する感じで押せましたが、これは人には勧められません。

お勧めの対策は、自分が選ぶテーマをある程度絞って、過去問や予想問題に対するスピーチ原稿をきっちりと書き上げてそれを完全に暗記して、あたかも即興でしゃべっているかのようにしゃべれるまで練習することです。もちろん、予想される質問も考えてそれに対する答えも用意しておきます。当日、自分の予想問題通りのテーマが出ることはあまり期待できませんが、似たテーマがあればそれまでの準備が役に立つはずです。テクノロジーとか教育とか2つくらい自分が興味を持って考えが纏められそうな分野を選んで、それぞれ5個くらいテーマを決めてスピーチをつくれば、当日当たらずとも遠からずのテーマがあることでしょう。過去問を見ると、似たような問題、場合によってはほとんど同じ問題が、繰り返し出題されていますので、英検1級の2次試験のスピーキングは十分、対応可能です。

 

 

英語ビジネスメールの書き出し部分、締めの言葉で使える英文

自分が過去にやり取りしたメールから、ビジネスメールの典型的なパターンを紹介したいと思います。

客から受けた見積り依頼に答えるメールの文章

ファーストネームを使うのは、初回ではなく1度メールでやり取りをしていて、ちょっと親しみを出したいときです。

Hello 相手のファーストネーム,

Thanks for your new inquiry. (お問い合わせ頂きありがとうございます)Please find our quote attached for your consideration. (見積書を添付しましたのでご検討ください)[ここにさらに内容を説明する文章]

Please let me know if you have any questions.(何か質問があればお聞かせください)

Best Regards,(どうぞ宜しくお願い申し上げます)

自分のファーストネーム

上の文のThanksはかなり砕けた言い方です。Thank you というのが丁寧な言い方。まあ、上のメールの例文はあまり参考にならないかもしれません。意図的に砕けたいときの参考にしかなりません。日本語のビジネスメールもそうですが、どのくらい敬語の程度にするかは信頼関係を構築する上で非常に大事だと思います。初回はできるだけ丁寧にするというのは、同じ。アメリカ人の方がビジネスメールでも砕ける印象があります。ヨーロッパの方が、もう少し崩さないかな。

別のメールを紹介

初めてコンタクトをとるときのメール

初めて誰かにメールを出すときは、最初に自己紹介をしたほうがよいと思います。その感覚は日本語でも英語でも同じでしょう。

Dear Mr. 名 姓,

I am  [名 姓], an [役職] from a [会社(どんな会社か)], contacting you with the reference from [連絡先を知った先].

[本文の内容]

I will be waiting to hear from you.(ご連絡をお待ちしております。)

Best Regards,(どうぞ宜しくお願い申し上げます)
[名 姓]

親しみを込めた言い方

Dear [相手のファーストネーム],

から始めるのが、親愛の情+親しみが感じられて自分は一番好きです。もちろん初対面の見ず知らずの人には使えませんが、一往復して2回目くらいからはこれもありではないでしょうか。打ち解けるかどうかは相手の出方、相手と自分との関係にもよりますので、一概にどうとはいえません。砕けすぎるのは失礼ですので、できるだけ保守的な態度で臨むのが無難です。

締めは、

Best regards,

が一番無難で一番普通です。少し親しみを込めた言い方だと、

Best wishes,

あるいは単に、

Best,

です。Best regards,はビジネス用語なので友達に対して使うと今度はよそよそしくて不自然に響くと思います。親しければBest, です。

英語での住所の書き方~日本語とは順序がちょうど逆!

海外とEメールのやりとりをするときに自分の住所を伝える必要が生じることがあります。そんなときに、正しく住所を伝えないと、特に何かものを送ってもらうときには正しく配達されない恐れがあります。英語での住所の書き方をおさえておきましょう。以下、アメリカの場合です。

日本語の場合、

県、市、番地の順ですが、英語では逆順に書きます。例えば東京大学の住所は

〒113-8654 東京都文京区本郷7丁目3−1

ですが英語で書くと、

7-3-1 Hongo , Bunkyo-ku, Tokyo 113-8654, Japan

となります。郵便番号は都道府県の後に続けて、国名の前に書きます。カンマの使い方にもご注意ください。行を分ける場合にはカンマは不要になります。

7-3-1 Hongo , Bunkyo-ku

Tokyo 113-8654, Japan

 

 

 

 

“What do I mean by that?”「どういうことかというと」

人に何か説明していて、あとから補足説明をする必要があるときによく使われる英語表現が、

“What do I mean by that?”

です。それはどういうことかというと、」と前置きして、さらにわかりやすい説明を加えます。つまり、その前に一見わかりにくい表現を相手に与えておくわけです。

発音を確かめる⇒”What do I mean by that?“(Youglish.com 312件)

「またいつかお会いできるといいですね。」”I hope our paths will cross again.”

おそらくもう会うことはそうそうない人と別れるときの、別れ際の挨拶で使える表現が、

”I hope our paths will cross again.”「またいつかお会いできるといいですね。」

発音を聴く→”And I hope our paths will cross again.” (Youglish.com)

なかなかおしゃれな表現だと思います。サヨナラを言うときの余韻が感じられます。結構、頻出表現だと思います。

The Holiday 映画 のトランスクリプト(セリフ)

http://koestianto-theholidaymoviescript.blogspot.com/2011/12/holiday-movie-script.html

Arthur: l came to Hollywood over 60 years ago……and immediately fell in love with motion pictures. And it’s a love affair that’s lasted a lifetime. When l first arrived in Tinseltown……there were no cineplexes or multiplexes. No such thing as a Blockbuster or DVD. l was here before conglomerates owned the studios. Before pictures had special effects teams. And definitely before box office results were reported……like baseball scores on the nightly news.

ブロックバスター(Blockbuster)は、かつて全米にあったレンタルビデオのチェーン店です。日本でいうTSUTAYAみたいな存在。ネットフリックスの台頭により時流に乗り遅れて潰れました。

blockbusterは、通常の単語の意味は、映画や本、商品などが大ヒットすることです。上のセリフの a Blockbusterは、もちろん「(レンタルビデオ屋の)ブロックバスターのお店」ということになります。