大学入試センター試験にかわる認定民間英語試験の一つ英検CBTの受験機会が早い者勝ち状態に

   

文科省が強引にすすめる大学入試改革の目玉ともいえるのが、センター試験廃止。なかでも、センター試験にかわる共通試験の英語は、数年後の移行期を経て、民間業者の英語試験にとってかわるというものです。文科省が認定した民間英語試験の一つが英検CBTなのですが、あきれたことに認定されたときにはまだ英検CBTは始まってすらいなかったというお粗末さでした。本来、十分な実績がある民間試験が認定されるという方針だったわけですから、この決定は、結論先にありきの無責任なものだったといわざるを得ません。大学関係者は民間英語試験の早期導入に反対の声を上げていますが、文科省や国立大学協会との綱引きのような状態になっていて、これから大学受験をする生徒や受験指導を行なう高校の先生にしてみたら、たまったものではありません、

先行き不透明ですが、当事者となる受験生や教師は情報を整理しておく必要があります。

早い者勝ちの英検CBT!?

さて、英検CBTですが、なんと満席になって受験申し込みをしたくても申し込めないという事態に陥っています。

英検CBT受験座席数増席のお知らせ 2018年08月10日 公益財団法人 日本英語検定協会
平素より実用英語技能検定をご活用いただき誠に有難うございます。本年度リニューアルスタートしました英検CBTにつきまして、全国の多数の受験者様にお申し込みいただき、受験会場によっては早い段階で埋まってしまう状況となりご迷惑をおかけしております。現在申し込み受付中の試験について若干数ですが増席することが決定致しましたのでお知らせいたします。
試験日: 9月16日(日)大阪 CBTなんばテストセンター  午前:2席  午後:2席
試験日:10月14日(日)大阪 CBTなんばテストセンター  午前:2席  午後:2席 京都 CBT四条烏丸テストセンター 午前:21席 午後:21席
上記エリア以外での増席については引き続き検討を進めております。

英検CBT一次試験免除(一免)資格付与のお知らせ― 8月19日(日)スタートの初回から ― 2018年08月10日 公益財団法人 日本英語検定協会

謹啓 平素より実用英語技能検定をご活用いただき誠に有難うございます。いよいよ今月8月19日(日)より英検CBTがスタートいたします。お陰様をもちまして、全国の多数の受験者様にお申込みいただき、受験会場によっては早い段階で埋まってしまう状況となってございます。私どもとしましても、本試験をご希望なさる皆様が一人でも多く受験いただけるよう、若干数でも増席できないか、現在、鋭意努力をしております。ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、万が一可能となりましたら速やかにご案内を申し上げる所存でございます。

大学受験のための試験なのに受験したい人が早い者勝ちでしか受験できない試験なんて一体なんの意味があるのでしょうか?呆れかえってものもいえません。こんな民間試験導入が強行されると、受験生の間で、受験の機会のあった人と十分に得られなかった人との間に極めて大きな不公平さが生まれそうです。受験機会を全国の高校生に平等に与えるということに関しては早急に実現すべきです。いまのこの状況は、大学入試としてはありえないこと、あってはいけないことです。

英検CBTの特徴

英検のサイトでは、「英検=英検CBT」という表現を用いて、従来の英検と新たにつくられた英検CBTとは、同じ、すなわち、難易度も同じだし、「英検と英検CBTは合格証書・証明書ともに全く同じものとなります。」といいます。しかし、スピーキングに関して言えば、コンピューターに向かって一方的にしゃべってそれを録音し、録音されたものをあとで誰かが採点するという方式であって、従来のように、面接官という人間を相手に会話をするわけではありません。これはかなり大きな差だと思います。人間ですから、そりゃ、生身の人間に向かって話をするほうが自然です。4技能を一つの試験でおこなわないといけないという、文科省の認定をもらうための要件にあわせて設計されているので、こういうことになっているわけです。

パソコンでの録音をするだけのスピーキングと、相手を見ながら、相手が聞いてくれている状態でのスピーキングはかなり勝手が異なります。一方的にしゃべるだけであっても、相手が要所要所でうなずいてくれると喋りやすいものです。録音マイクに向かってしゃべるばあいには、喋る内容がかなり明確にあたまで作られていないと難しいでしょう。

英検CBTスピーキングテスト

英検CBTを受けられるのは2018年度は13都道府県のみ

2018年度第2回の実施場所(英検サイトより)

2018年度は非常に限られた都道府県でしか受験できませんし、座席数もかなり少ないので、英検CBTに慣れたい人は早く申し込む必要があると思います。2019年度からは全国都道府県で受験可能になる予定といいますが、本当にそんなに急に受験会場を確保できるのでしょうか?ひとつの県で一箇所では、広い県の場合には大変です。この受験機会の不公平さがいつ改善するのかまったく先行き不透明です。全国の受験生に受けさせる試験にしてはお粗末としかいいようがありません。しかし、受験する立場からすると、とにかく機会をとらえて試験を受けて、試験慣れしておく必要があるでしょう。

  1. 北海道 CBTパルティステスティングセンター
  2. 宮城県 CBT仙台テストセンター
  3. 埼玉県 CBT川越駅東口テストセンター
  4. 千葉県 CBT市川駅前テストセンター
    CBTテレネットジャパン千葉テストセンター
  5. 東京都 CBT御茶ノ水ソラシティテストセンター
    CBT新宿御苑前・三丁目テストセンター
    CBT池袋西武テストセンター
    CBT代々木駅前テストセンター
    CBT南大沢テストセンター
  6. 神奈川県 CBT横浜駅きた東口テストセンター
  7. 愛知県 CBT名古屋駅前テストセンター
  8. 京都府 CBT四条烏丸テストセンター
  9. 大阪府 CBT中津テストセンター
    CBTなんばテストセンター
  10. 兵庫県 CBT三宮磯上通テストセンター
    CBT姫路駅南口テストセンター
  11. 広島県 CBT広島駅前テストセンター
  12. 福岡県 CBT天神駅前テストセンター
  13. 沖縄県 CBT那覇港町テストセンター

英検CBTで受けられる級

英検CSEスコア証明書について

 - 英検CBT