英語の4技能が試される2020年度の大学入試対策

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現行のセンター試験は廃止され、2020年から新しい試験制度が導入されます。とくに大きく変わる科目が英語です。長文読解に偏重していた英語教育から、読む、書く、聴く、話すの4技能をバランス良く教育し、大学入試においてはその能力を測るという方向に改革が行われます。センター試験に変えてマークシート式でなく民間の試験制度を利用するというのが一番大きな変化でしょう。今(2017年11月3日)の時点では、どの試験が採用されるのかは決まっていません。新聞報道では、英検、TOEFL、などが挙げられていますが、まったく不透明な状態です。受験生にしてみれば、たまったものではありませんね。

しかし、どの民間試験が採用されようとも、確かな英語力、4技能を身につければいいだけの話です。読む、聴くはいいとして、書く、話すはどうやってスキルを身につければいいのでしょうか?だいたい、英語で書く、英語を話すということを教育できる先生は今の日本にはほとんどいないのではないかと思われます。公立高校でも英語の授業を英語で行っている先生がいるようですが、どれくらい効果があるのかは疑問です。

文科省の資料によれば、民間試験として「例」として挙げられているのが、

  1. 英検(日本英語検定協会)
  2. TOEFL iBT
  3. TOEIC L&R 及び TOEIC S&W
  4. IELTS(ブリティッシュ・カウンシル 日本英語検定協会)
  5. GTEC(ベネッセコーポレーション Berlitz International ELS Educational Services)
  6. TEAP /TEAPCBT (日本英語検定協会)
  7. Cambridge English(ケンブリッジ大学英語検定)

の7つです。TOEICはビジネス英語なので、大学入試にはそぐわないと思いますが、実際のところ何が選ばれるのか、わかりません。英検は中学や高校で受けさせるところが多いので、一番スムーズに導入できそうな気がします。TOEFLは海外の大学に留学するときに必須の試験ですので、これも大学入試として用いるのは非常にリーズナブルでしょう。