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from A to Z 何から何まで、全て アマゾンロゴの秘密

英語で、何から何まで全てのものと言いたいときには、from A to Z という言いかたがあります。書籍のタイトルで、The A to Z of Journalismみたいな使われ方をしています。面白いのは、アマゾンロゴを見ると、AMAZONのAからZにむかって黄色い→が描かれているんですね。これは、A to Z、つまり、「あらゆる商品」を売りますよというアマゾンのポリシーが表現されているわけです。アマゾンはもともと書籍販売からスタートしたわけで、あらゆる商品を扱ってはいませんでした。ですから当時のロゴをみると、まだこの矢印は描かれていません。深いですね。

参考

https://www.logaster.com/blog/amazon-logo/

Amazon Logo History | Evologo [Evolution of Logo]

fewer people to speak it with 【大学入試問題研究:津田塾大学2014年英語】

構文が取りにくいと思われる英文を取り上げてみたいと思います。言語に関する興味深い論説文なので、下線部にとらわれずにまずあたまから普通に読んで内容を理解するように努めてみてください。

下線部を和訳せよ。(津田塾大学 2014年)
Some of the languages are disappearing, with only a handful of speakers left. In fact, about a quarter of the world’s languages have fewer than a thousand speakers, and nearly 60 percent of the languages in the world have fewer than ten thousand. Many of those small groups are using their languages quite vigorously, but keeping a language alive is harder when there are fewer people to speak it with and when another language is being picked up and used for communication with outsiders.

 

 

現在完了形、過去完了形、未来完了形は概念としては一つ

現在完了形の概念を理解するのに大変な思いをした人は、過去完了形や未来完了形が出てきたら、さらに拒否反応を起こすかもしれませんが、恐れる必要はありません。現在完了形が理解できれば、あとは、時間を表す直線上で、「現在」が過去にずれたり、未来にずれたと考えれば良いのです。ですから、現在完了を完全に理解することが第一歩です。

完了形の概念を理解するのにお勧めの参考書は、「フォレスト」です。ここで描かれている図は非常にわかりやすいです。フォレストでさらに良いのは、現在完了、過去完了、未来完了が、同じ図を繰り返し使って、わかりやすく説明している点です。「ブレークスルー総合英語」も定評のある参考書ですが、完了形の説明の部分を読んだときに、特に初めて学ぶ人にとっては「フォレスト」のほうが整然とした説明になっていると自分は思います。他の説明にもあたってみましたが、やはり「フォレスト」以上にわかりやすいものが探した限り見つかりません。

 

参考

  1. Try It(https://www.try-it.jp/chapters-3558/lessons-3595/)完了形の説明

『葉っぱのフレディー』で学ぶ文法・構文の重要事項のまとめ

文の種類

英語の語順と基本的な文型

主語SubjectiveをS、動詞VerbをV、補語ComplementをC、目的語ObjectiveをOと略記します。

S+V

【例文】Spring had passed.

【例文】One day a very strange thing happened.
【解説】One dayは、「ある日」という意味の副詞。

S+V+C

【例文】Each of us is different.

【解説】主語(名詞)+動詞(Be動詞)+補語(形容詞)の形になっています。
【例文】Freddie, the leaf, had grown large.
【解説】largeは形容詞で、補語です。主語+grow(動詞)+補語 で、「主語」が「補語」の状態に成長するという意味になります。(参照:英ナビ

【例文】Alfred had turned a deep yellow.

【和訳】アルフレッドは深い黄色になった。

【解説】ここでのturnは自動詞で、補語を伴って、「~になる」という意味。同様の用法の例として、The maple leaves turned red.(カエデの葉が紅葉した。)この文に続く文ではturnの変わりにbecomeという動詞が同じ意味を表す目的で使われているので、turn=becomeと考えて間違いないでしょう。

【例文】Ben had become a bright orange.

 

S+V+O

【例文】Soon he discovered that no two leaves were alike, even though they were on the same tree.
【解説】接続詞thatが名詞節をつくっており、この名詞節全体が「目的語」になっています。

 

S+V+O+O

S+V+O+C

【例文】Freddie found himself losing his color, becoming brittle.
【解説】動名詞が補語になっています。losingという動名詞はhis colorという目的語をとっています。becomingという動名詞はbrittle(もろい、こわれやすい)という形容詞を補語としてとっています。このように全体でみたときにはSVOCですが、さらにCが動名詞なので内部でVO,VCのような構造をとっているといえます。

【例文】He had never felt it so cold.
【解説】主語がhe、動詞がfeel、目的語がit、補語がcoldです。OCの部分it so coldは、文に展開すると、It is so cold.となります。このitは天気などを現すときに使う形式的な主語であり、代名詞のように何かを指しているわけではありません。

【例文】Freddie and his friends had made their tree a rainbow.

平叙文

肯定文

【例文】Everything dies. 【和訳】全てのものは死ぬ。

否定文

be動詞の否定形

【例文】Yet, you were not afraid when Summer became Fall.

【和訳】だけど、君は夏が秋になったときには怖くなかったよね。(ダニエルがフレディーに死について話して聞かせる場面)

【解説】中学で学ぶ知識ですがbe動詞を用いた文の否定形の作り方は、「be動詞の後ろにnotをつける」のが基本です。

一般動詞の否定形

be動詞以外の動詞、すなわち一般動詞を用いた文で否定文を作るときには、助動詞doを使って、「do not+ 一般動詞」 の形にします。

【例文】He did not know that Spring would follow Winter and that the snow would melt into water.

助動詞が用いられていた文の否定形

助動詞がある場合には助動詞の直後にnotが置いて否定文をつくります。

【例文】“Will we return in the Spring?” “We may not, but Life will.”

【和訳】「春には戻って来るの?」「僕らは戻らないかもしれないけど、いのちは戻ってくる。」

【解説】肯定文 We will return. →否定文 We will not return. 肯定文 We may return. We may not return.

部分否定

二重否定

否定的な意味を与える副詞

hardly

【例文】They sat so quietly on the cool grass and hardly ever moved.

【例文】There was hardly a green leaf left.

疑問文

命令文

感嘆文

【例文】How strong and firm it was! 【解説】itはフレディーがいた木のこと。最後に落ちていく最中に木全体を見ることができて、そのときにフレディーが感じた内容。

動詞と文型

動詞と時制

現在形

現在進行形

【例文】What’s happening? 【和訳】何が起きているの?

過去形

【例文】His mid section was wide and strong, and his five extensions were firm and pointed.

過去進行形

未来系

現在完了形

現在完了進行形

過去完了形

過去完了は、現在完了を先に習得しておけば、非常に簡単です。全体の時間が現在から過去にシフトしただけです。つまり、現在完了のときの、「今」という基準に相当するものが、話者の視点の「過去」のある時点になっており、そこを基準にして物事を考えるわけです。現在完了の用法としては、「継続」、「経験」、「完了」、「結果」の4つがありましたが、過去完了にはこれらに加えてもうひとつ、「過去の過去」があります。これは、過去のある時点からみた過去を、過去完了形で表すというものです。葉っぱのフレディーの物語は、いきなり過去完了の文から始まるので、過去完了を学ぶのには最適な題材です。早速みてみましょう。予め時制に注意しておくと、冒頭の5文の時制は、1.過去完了形(過去の過去) 2.過去完了形(過去の過去) 3.過去完了形(完了) 4.過去形 5.過去完了形(過去の過去)となっています。物語の語り手は、葉っぱのフレディーの物語を、過去の話としてしているわけです。

【例文】Spring had passed. So had Summer. Freddie, the leaf, had grown large. His mid section was wide and strong, and his five extensions were firm and pointed. He had first appeared in Spring as a small sprout on a rather large branch near the top of a tall tree.

過去完了形:継続

過去完了形:経験

過去完了形:完了

【例文】Freddie, the leaf, had grown large. 【和訳】葉っぱのフレディーは大きく成長していた。【解説】物語の語り手が語っている、「過去のある時点」(それは次の文で過去形が登場するので、その時点ということ)までに完了したということ。

過去完了形:結果

過去完了形:過去の過去

【例文】He had first appeared in Spring as a small sprout on a rather large branch near the top of a tall tree.
【解説】物語は夏が過ぎたところから始まっているので、その時点(すでに過去)からみて、さらに過去なので「過去の過去」を示すために過去完了が用いられている。

 

過去完了進行形

未来完了系

助動詞

should

否定形のときのnotの位置

【例文】Why should we not have different colors?

受動態

【例文】Freddie was surrounded by hundreds of other leaves just like himself, or so it seemed.

 

不定詞

不定詞の名詞的用法

不定詞の形容詞的用法

不定詞の副詞的用法

 

 

動名詞

 

分詞

分詞構文

 

比較

原級

比較級

【例文】In this new position he was more comfortable than he had ever been.

【解説】このthanは接続詞としての働きを持ち、than以下の部分を「節」にまとめて、比較の対象となる「副詞節」をつくっています。節の中身は完全な「文」があるはずなので、He had been comfortable.という「文」を想定して、comfortableが節の中では省略されたと考えれば理解しやすいでしょう。

最上級

 

関係詞

関係代名詞

関係副詞

関係形容詞

 

仮定法(と直説法)

as if の中で用いられる仮定法

「まるで~であるか(あったか)のように」という意味を表すときにas if を用いた節を使うことがあります。節の中の文は、非現実なことであれば仮定法を用いることになりますが、現実に生じていることであれば、直説法が使われます。『総合英語フォレスト』から例文を拝借して説明しますと、You talk as if you are angry.(あなたは怒っているみたいな口調で話すね。)は、話者が実際に相手が怒っていると考えている場合です。You talk as if you were angry.(あなたはまるで怒っているかのような口調で話すね。)といえば、話者は相手が本当に怒っているとは考えていないということです。『葉っぱのフレディー』の中でも一箇所、as ifを用いた文が出てきますが、これは仮定法でしょうか?それとも直説法でしょうか?

【例文】The same breezes that, in the past, had made them dance began to push and pull at their stems, almost as if they were angry.

【解説】この文は主節の動詞beginは、過去形beganです。

疑問詞

 

話法

直接話法

【例文】He thought, “It must be their time.”

間接話法

修辞法

強調

倒置

挿入

省略

同格

【例文】The Fall of Freddie the Leaf 【解説】2つの名詞、Freddie およびthe Leafが並べられていますが、これらは同格の関係になっています。

品詞

名詞

冠詞

代名詞

形容詞

形容詞は、a white dog や The dog is white. のwhiteのように、名詞(今の例では、dog)の性質や状態を説明する語句のことです。

形容詞・形容語句の位置

名詞の後ろに置かれる形容詞・形容語句

【例文】Alfred was the leaf next to him. Ben was the leaf on his right side, and Clare was the lovely leaf overhead.
【解説】「彼の隣の」という形容詞句。「彼の右隣の」という形容詞句、「頭上の」という形容詞は、いづれも名詞に後置されています。ちなみにlovely(愛らしい)は前置された形容詞。

副詞

副詞のso

soは副詞と接続詞の2つの働きがありえますが、副詞として用いられるsoを見ておきましょう。意味は偶然にも日本語の「そう」と同じなので簡単ですね。

【例文】Spring had passed. So had Summer. 【和訳】春が過ぎた。夏も過ぎた。

【例文】Freddie was surrounded by hundreds of other leaves just like himself, or so it seemed.【和訳】フレディーは自分と同じ、もしくはそう見える何百もの他の葉っぱに囲まれていた。

 

前置詞

接続詞

等位接続詞

従属接続詞

従属接続詞のthat

他動詞の目的語としてthat節をとれる動詞かどうかという観点で動詞を整理しておくことも重要です。言う、知覚する、わかるという意味あいの動詞がthat節をとることができることが多いようです。appear, discover, explain, know, notice, see, tellがthat節とともに使われている例文を見ておきましょう。

【例文】It appeared to Freddie that Daniel was also the wisest among them.

【例文】Soon he discovered that no two leaves were alike, even though they were on the same tree.
【解説】接続詞のthatは名詞節をつくっており、この名詞節がdiscoverの目的語(O)になっています。S+V+Oの形です。

【例文】It was Daniel who explained that they were growing in a public park.

【例文】He was sure that it would live for a long time and he knew that he had been part of its life and made him proud.

【例文】Freddie noticed that the other leaves continued to fall.

【例文】He saw that some of the leaves lashed back at the wind before they fell, others simply let go and dropped quietly.

【例文】It was Daniel who told them that they were part of a tree.

 

参考

  1. 総合英語フォレスト 第6版 石黒昭博 監修 桐原書店
  2. The Fall of Freddie the Leaf

ファスナーとジッパーとチャックは同じ?英語で何という?

「ズボンのチャックが開いてるよ。」

「後ろのファスナーを上げてもらえる?」

「ジッパー付きのポケットだから安心。」

などと、同じアレのことを、人によってはチャックといったり、ファスナーと呼んだり、ジッパーといったりしますよね。本家本元のYKKさんの説明によれば、

  • 1891年に米国ホイットコム・ジャドソン氏が、靴ヒモを結ぶ不便さを解決しようと考えたものがファスナーの起源
  • 1921年に米国のメーカーが、閉める時の「シューッ」という擬音の「Zip」からファスナーを「ジッパー」と命名し、その呼び名も浸透
  • 1927年に尾道で「巾着(きんちゃく)」からもじって、ファスナーを「チャック印」として販売したところ評判になり、「チャック」という名前が定着 (ykk.co.jp)

3つは同じものだそうです。ただしチャックだけは、カタカナですが、英語ではなく日本語です。チャックのことは、英語でzipperと言います。zipというのは弾丸が飛ぶシュッという擬音語だったり、素早く進むことを意味する英語です。ファスナーをさっ(zip)と閉める(fasten)ことができるから「ジッパー」(zipper)なんですね。ところで、fastener は、締め具(2つのものを締め付けて固定するため)という意味で使われて、具体的にいうとナットとボルトを指したりします。正確にいうと、ナットとボルトは、締め具(fastener)の一種で、他にもいろいろな形状の部品がありえます。日本語でいうファスナーは、zipできるfastener、”zip fastener”と呼ばれるようです。zip fastenerだと長いので、zipperのほうが一般的なのでしょう。

ウィキペディアには、

A bolt is a form of threaded fastener with an external male thread. Bolts are closely related to, and often confused with, screws.

と説明があります。「ボルト」とは「ネジ溝を切ったファスナー」であると書いていますから、単独でfastenerと英語で言った場合には日本語でいうファスナーの意味にはならないようです。threadといえば、一般に「糸」のことですが、工具の世界では「ネジの溝」のことを指すようです。動詞としてつかえば、「ネジ溝を切る」という意味。

参考

  1. Why Zippers Have YKK on Them and What Completely Different Colour Carrots Were Before the 1700s 

教育基本法 Basic Act on Education / Fundamental Law of Education

教育基本法 Basic Act on Education / Fundamental Law of Education

(平成十八年法律第百二十号)

出典:http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=418AC0000000120&openerCode=1#1
出典 English: http://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/data/07080117.htm

前文

我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。We, the citizens of Japan, desire to further develop the democratic and cultural state we have built through our untiring efforts, and contribute to the peace of the world and the improvement of the welfare of humanity.
我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。To realize these ideals, we shall esteem individual dignity, and endeavor to bring up people who long for truth and justice, honor the public spirit, and are rich in humanity and creativity, while promoting an education which transmits tradition and aims at the creation of a new culture.
ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓 (ひら)く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。We hereby enact this Act, in accordance with the spirit of the Constitution of Japan, in order to establish the foundations of education and promote an education that opens the way to our country’s future.

第一章 教育の目的及び理念 Chapter . Aims and Principles of Education

(教育の目的)(Aims of Education)

第一条 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
Article 1
Education shall aim for the full development of personality and strive to nurture the citizens, sound in mind and body, who are imbued with the qualities necessary for those who form a peaceful and democratic state and society.

(教育の目標)(Objectives of Education)

第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
Article 2
To realize the aforementioned aims, education shall be carried out in such a way as to achieve the following objectives, while respecting academic freedom:
一 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
( ) to foster an attitude to acquire wide-ranging knowledge and culture, and to seek the truth, cultivate a rich sensibility and sense of morality, while developing a healthy body.
二 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
( ) to develop the abilities of individuals while respecting their value; cultivate their creativity; foster a spirit of autonomy and independence; and foster an attitude to value labor while emphasizing the connections with career and practical life.
三 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
( ) to foster an attitude to value justice, responsibility, equality between men and women, mutual respect and cooperation, and actively contribute, in the public spirit, to the building and development of society.
四 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
( ) to foster an attitude to respect life, care for nature, and contribute to the protection of the environment.
五 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
( ) to foster an attitude to respect our traditions and culture, love the country and region that nurtured them, together with respect for other countries and a desire to contribute to world peace and the development of the international community.

(生涯学習の理念)(Concept of Lifelong Learning)

第三条 国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならない。
Article 3
Society shall be made to allow all citizens to continue to learn throughout their lives, on all occasions and in all places, and apply the outcomes of lifelong learning appropriately to refine themselves and lead a fulfilling life.

(教育の機会均等)(Equal Opportunity in Education)

第四条 すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されない。
Article 4
Citizens shall all be given equal opportunities to receive education according to their abilities, and shall not be subject to discrimination in education on account of race, creed, sex, social status, economic position, or family origin.
2 国及び地方公共団体は、障害のある者が、その障害の状態に応じ、十分な教育を受けられるよう、教育上必要な支援を講じなければならない。
(2) The national and local governments shall provide support in education to persons with disabilities, to ensure that they are given adequate education in accordance with their condition.
3 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって修学が困難な者に対して、奨学の措置を講じなければならない。
(3) The national and local governments shall take measures to provide financial assistance to those who, in spite of their ability, encounter difficulties in receiving education for economic reasons.

第二章 教育の実施に関する基本 Chapter . Basics of Education Provision

(義務教育)(Compulsory Education)

第五条 国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。
Article 5
Citizens shall be obligated to have children under their protection receive a general education pursuant to the provisions of other acts.
2 義務教育として行われる普通教育は、各個人の有する能力を伸ばしつつ社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養うことを目的として行われるものとする。
(2) The objectives of general education, given in the form of compulsory education, shall be to cultivate the foundations for an independent life within society while developing the abilities of each individual, and to foster the basic qualities necessary for those who form our state and society.
3 国及び地方公共団体は、義務教育の機会を保障し、その水準を確保するため、適切な役割分担及び相互の協力の下、その実施に責任を負う。
(3) In order to guarantee the opportunity for compulsory education and ensure adequate standards, the national and local governments shall assume responsibility for the implementation of compulsory education through appropriate role sharing and mutual cooperation.
4 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料を徴収しない。
(4) No tuition fee shall be charged for compulsory education in schools established by the national and local governments.

(学校教育)(School Education)

第六条 法律に定める学校は、公の性質を有するものであって、国、地方公共団体及び法律に定める法人のみが、これを設置することができる。
Article 6
The schools prescribed by law shall be of a public nature, and only the national government, local governments, and juridical persons prescribed by law shall be entitled to establish them.
2 前項の学校においては、教育の目標が達成されるよう、教育を受ける者の心身の発達に応じて、体系的な教育が組織的に行われなければならない。この場合において、教育を受ける者が、学校生活を営む上で必要な規律を重んずるとともに、自ら進んで学習に取り組む意欲を高めることを重視して行われなければならない。
(2) The schools set forth in the preceding paragraph shall, in order to fulfill the objectives of education, provide a structured education in an organized way suited to the mental and physical development of the recipients. It shall be carried out in a way that emphasizes instilling the recipients with respect for the discipline necessary to conduct school life, and strengthening their own motivation to learn.

(大学)(Universities)

第七条 大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。
Article 7
Universities, as the core of scholarship activities, shall cultivate advanced knowledge and specialized skills, inquire deeply into the truth and create new knowledge, while contributing to the development of society by broadly disseminating the results of their activities.
2 大学については、自主性、自律性その他の大学における教育及び研究の特性が尊重されなければならない。
(2) University autonomy, independence, and other unique characteristics of university education and research shall be respected.

(私立学校)(Private Schools)

第八条 私立学校の有する公の性質及び学校教育において果たす重要な役割にかんがみ、国及び地方公共団体は、その自主性を尊重しつつ、助成その他の適当な方法によって私立学校教育の振興に努めなければならない。
Article 8
Taking into account the public nature of privately established schools and their important role in school education, the national and local governments shall endeavor to promote private school education through subsidies and other appropriate means, while respecting school autonomy.

(教員)(Teachers)

第九条 法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。
Article 9
Teachers of the schools prescribed by law shall endeavor to fulfill their duties, while being deeply conscious of their noble mission and continuously devoting themselves to research and self-cultivation.
2 前項の教員については、その使命と職責の重要性にかんがみ、その身分は尊重され、待遇の適正が期せられるとともに、養成と研修の充実が図られなければならない。
(2) Considering the importance of the mission and duties of the teachers set forth in the preceding paragraph, the status of teachers shall be respected, their fair and appropriate treatment ensured, and measures shall be taken to improve their education and training.

(家庭教育)(Education in the Family)

第十条 父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。
Article 10
Mothers, fathers, and other guardians, having the primary responsibility for their children’s education, shall endeavor to teach them the habits necessary for life, encourage a spirit of independence, and nurture the balanced development of their bodies and minds.
2 国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない。
(2) The national and local governments shall endeavor to take necessary measures supporting education in the family, by providing guardians with opportunities to learn, relevant information, and other means, while respecting family autonomy in education.

(幼児期の教育)(Early Childhood Education)

第十一条 幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国及び地方公共団体は、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならない。
Article 11
Considering the importance of early childhood education as a basis for the lifelong formation of one’s personality, the national and local governments shall endeavor to promote such education by providing an environment favorable to the healthy growth of young children, and other appropriate measures.

(社会教育)(Social Education)

第十二条 個人の要望や社会の要請にこたえ、社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない。
Article 12
The national and local governments shall encourage education carried out among society, in response to the demands of individuals and the community as a whole.
2 国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館その他の社会教育施設の設置、学校の施設の利用、学習の機会及び情報の提供その他の適当な方法によって社会教育の振興に努めなければならない。
(2) The national and local governments shall endeavor to promote social education by establishing libraries, museums, community halls and other social education facilities, opening the usage of school facilities, providing opportunities to learn, relevant information, and other appropriate means.

(学校、家庭及び地域住民等の相互の連携協力)(Partnership and Cooperation among Schools, Families, and Local Residents)

第十三条 学校、家庭及び地域住民その他の関係者は、教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに、相互の連携及び協力に努めるものとする。
Article 13
Schools, families, local residents, and other relevant persons shall be aware of their respective roles and responsibilities regarding education, and endeavor to develop partnership and cooperation.

(政治教育)(Political Education)

第十四条 良識ある公民として必要な政治的教養は、教育上尊重されなければならない。
Article 14
The political literacy necessary for sensible citizenship shall be valued in education.
2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。(2) The schools prescribed by law shall refrain from political education or other political activities for or against any specific political party.

(宗教教育)(Religious Education)

第十五条 宗教に関する寛容の態度、宗教に関する一般的な教養及び宗教の社会生活における地位は、教育上尊重されなければならない。
Article 15
The attitude of religious tolerance, general knowledge regarding religion, and the position of religion in social life shall be valued in education.
2 国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。
(2) The schools established by the national and local governments shall refrain from religious education or other activities for a specific religion.

第三章 教育行政 Chapter . Education Administration

(教育行政)(Education Administration)

第十六条 教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。
Article 16
Education shall not be subject to improper control and shall be carried out in accordance with this and other acts; education administration shall be carried out in a fair and proper manner through appropriate role sharing and cooperation between the national and local governments.
2 国は、全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、教育に関する施策を総合的に策定し、実施しなければならない。
(2) The national government shall comprehensively formulate and implement education measures in order to provide for equal opportunities in education and to maintain and raise education standards throughout the country.
3 地方公共団体は、その地域における教育の振興を図るため、その実情に応じた教育に関する施策を策定し、実施しなければならない。
(3) The local governments shall formulate and implement education measures corresponding to regional circumstances in order to promote education in their respective regions.
4 国及び地方公共団体は、教育が円滑かつ継続的に実施されるよう、必要な財政上の措置を講じなければならない。
(4) The national and local governments shall take necessary financial measures to ensure the smooth and continuous provision of education.

(教育振興基本計画)(Basic Plan for the Promotion of Education)

第十七条 政府は、教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、教育の振興に関する施策についての基本的な方針及び講ずべき施策その他必要な事項について、基本的な計画を定め、これを国会に報告するとともに、公表しなければならない。
Article 17
In order to facilitate the comprehensive and systematic implementation of measures for the promotion of education, the government shall formulate a basic plan covering basic principles, required measures, and other necessary items in relation to the promotion of education. It shall report this plan to the Diet and make it public.
2 地方公共団体は、前項の計画を参酌し、その地域の実情に応じ、当該地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなければならない。
(2) Local governments, referring to the plan set forth in preceding paragraph, shall endeavor to formulate a basic plan on measures to promote education corresponding to regional circumstances.

第四章 法令の制定Chapter . Enactment of Laws and Regulations

第十八条 この法律に規定する諸条項を実施するため、必要な法令が制定されなければならない。
Article 18
Laws and regulations necessary to implement the provisions stipulated in this Act shall be enacted.

附 則 抄

(施行期日)
1 この法律は、公布の日から施行する。

以下の動画はアメリカの話。オバマ大統領がNo Child Left Behindポリシーにのっとり、新しい法律を制定したという内容。

高校英語教師の英語力 英検1級?TOEIC?

高校の英語の先生なんだけど英検1級にチャレンジしていてなかなか取れなくて頑張っているという話を聞きました。そこで疑問に思ったのですが、高校の英語の先生の英語力ってどれくらいなんだろうということです。難関大学の英語の入試問題を生徒に持ってこられて、いきなりその場で説明しないといけないとすると、英検1級程度はないと困るんじゃないかなと思います。実際のところはどうなんでしょうか?

生徒に英検何級なのですか?と聞かれて、2級ですと回答するのが恥ずかしい気持ちがありました。現実にはなかなか準備がおぼつかず、10回以上受験してようやく合格できました。

政府の教育振興基本計画は2017年度までに、教員は英検準1級以上を中学で50%、高校で75%との目標を掲げている

http://www.fourskills.jp/teacher-eiken

やっぱり、英検1級に合格するのは高校の英語の先生であっても大変みたいですね。政府の目標によれば、一級どころか、準一級の実力がない先生もいるみたいです。

It is … that … トランプ大統領のツイートで学ぶ「強調構文」

強調構文の公式は、強調したいものを It is …. that と挟むことです。ある文が強調構文かどうかは、It is と that を取り除いたときに完全な文が残るかどうかで判別できます。完全な文があれば、強調構文。

 

彼の息子を牢獄から出してやったのは、俺だ!と強調構文を使っています。やや変則的ですが、

The White House got his son out of a long term prison sentence.がもとの文として、主語を強調すると

It was the White House that got his son out of a long term prison sentence. となります。このツイートではそれがさらに否定形になっているだけです。同様に、

Trump got his son out of a long term prison sentence. が元の文と考えると、理解できるでしょう。これの文でTrumpを強調するために,It was … thatではさみこむと、

It was Trump that got his son out of a long term prison sentence.  という強調構文が出来上がります。Trump本人の言葉なので、Trumpの部分が、Iとなるわけですが、実際には語呂の問題なのかmeになります。Iじゃなくてmeになるのは例外的な変化と考えらるでしょう。

 

 

 

英語の4技能が試される2020年度の大学入試対策

現行のセンター試験は廃止され、2020年から新しい試験制度が導入されます。とくに大きく変わる科目が英語です。長文読解に偏重していた英語教育から、読む、書く、聴く、話すの4技能をバランス良く教育し、大学入試においてはその能力を測るという方向に改革が行われます。センター試験に変えてマークシート式でなく民間の試験制度を利用するというのが一番大きな変化でしょう。今(2017年11月3日)の時点では、どの試験が採用されるのかは決まっていません。新聞報道では、英検、TOEFL、などが挙げられていますが、まったく不透明な状態です。受験生にしてみれば、たまったものではありませんね。

しかし、どの民間試験が採用されようとも、確かな英語力、4技能を身につければいいだけの話です。読む、聴くはいいとして、書く、話すはどうやってスキルを身につければいいのでしょうか?だいたい、英語で書く、英語を話すということを教育できる先生は今の日本にはほとんどいないのではないかと思われます。公立高校でも英語の授業を英語で行っている先生がいるようですが、どれくらい効果があるのかは疑問です。

文科省の資料によれば、民間試験として「例」として挙げられているのが、

  1. 英検(日本英語検定協会)
  2. TOEFL iBT
  3. TOEIC L&R 及び TOEIC S&W
  4. IELTS(ブリティッシュ・カウンシル 日本英語検定協会)
  5. GTEC(ベネッセコーポレーション Berlitz International ELS Educational Services)
  6. TEAP /TEAPCBT (日本英語検定協会)
  7. Cambridge English(ケンブリッジ大学英語検定)

の7つです。TOEICはビジネス英語なので、大学入試にはそぐわないと思いますが、実際のところ何が選ばれるのか、わかりません。英検は中学や高校で受けさせるところが多いので、一番スムーズに導入できそうな気がします。TOEFLは海外の大学に留学するときに必須の試験ですので、これも大学入試として用いるのは非常にリーズナブルでしょう。

小林麻央さんのエッセイ「人生は一度きり」を英語で言うと? You only live once (YOLO)

小林麻央さんがBBCに寄せたエッセイの最後の部分に、

例えば、私が今死んだら、
人はどう思うでしょうか。
「まだ34歳の若さで、可哀想に」
「小さな子供を残して、可哀想に」
でしょうか??
私は、そんなふうには思われたくありません。
なぜなら、病気になったことが
私の人生を代表する出来事ではないからです。
私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、
愛する人に出会い、
2人の宝物を授かり、家族に愛され、
愛した、色どり豊かな人生だからです。
だから、
与えられた時間を、病気の色だけに
支配されることは、やめました。
なりたい自分になる。人生をより色どり豊かなものにするために。
だって、人生は一度きりだから。

「だって、人生は一度きり」という言葉がありますが、これは英語で何ていうのでしょうか?

有名な言い回しとして、

You only live once.

があります。この英文そのままのタイトルを持つ書籍がたくさん出版されています。YOLOと略されることもあります。小林麻央さんのエッセイの場合は、主語が突然Youになるとおかしいので、We only live once. でしょう。

書籍からいくつか例文を拾って確認しておきます。

“We only live once” That’s the saying most of us have heard throughout our life.(出典:An Introvert’s Guide: How to Be Happy Being an Introvert & Face Criticism in an Extrovert Society: (Shyness, Quiet, Introverted, & Social Anxiety) by Vo Quynh Yen)

Similarly to The Leader, the film We Only Live Once represented the relationship of class with masculinity in a way which allowed the majority of lower class men to identify with the protagonist.(出典:Masculinity and Gender in Greek Cinema: 1949-1967 by Achilleas Hadjikyriacou, 163 ページ)

“You only live once But if you do it right Once is enough.” “We only live once” the professor of philosophy told me.(出典:MAKING THE BEST OUT OF LIFE by Chibesa Emmanuel, page 4)

I don’t like the fact that I got sick, but it did teach me as a person that we only live once and we need to enjoy the time that we are granted here on this earth. (出典:B+, You Only Live Once by Kristen Hutter)

If we only live once, let’s make decisions that support a healthy and financially stress-free lifestyle.(出典:You Only Live Once:The Roadmap to Financial Wellness and a Purposeful Life by Jason Vitug2016, page 9)

If we only live once, why not enjoy every transition of our lives to its fullest from childhood to adolescence to adulthood and thus enter our retirement years looking and feeling fantastic. (出典:THE JOY OF REAL FOOD by Rowena Jayne)

We only live once so let’s make the most of it (出典:Church and Religion in Rural England by Douglas James Davies)

It is engrained in our heads that we are all separate from each other and that we only live once. (出典:Taking the Mask Off: Destroying the Stigmatic Barriers of Mental Health and Addiction Using a Spiritual Solution (English Edition) by Cortland Pfeffer, Irwin Ozborne)

(出典:グーグルブックス)

 

「だって、」を英語にどう訳すか?という問題もあります。「だって、」にちょうと対応する英単語はありません。ここでは内容的に「だって」を訳出しなくても十分だと思います。

 

参考にしたサイト

  1. がんと闘病の小林麻央さん、BBCに寄稿 「色どり豊かな人生」 BBC NEWS JAPAN 2016年11月23日
  2. 100 Women 2016: Kokoro – the cancer blog gripping Japan BBC NEWS23 November 2016
  3. だって」を英語では?(Alcom World Q&A)