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第1問解説
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第2問解説
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自分はこれまでにいろいろな偏差値の大学の出身者の英語力を見る機会がありましたが、おおざっぱにいえば、いわゆる難関大学の卒業生の英語力はTOEIC700点を超える程度ではないかと思います。もちろん英語をめちゃくちゃ勉強した人は除外して、それ以外のフツーの人の話です。地方国立大出身者の英語力は600点台が多いと思います。そうして考えると900点というスコアは、かなりのものです。大学受験を突破した人の英語の勉強量では全然足りません。もちろん大学のレベルとは無関係になりますが、いい大学に行ったからといって安心していいレベルではないということです。900点越えにはそうそうたる覚悟が必要でしょう。自分の場合、大学受験のときに英語が得点源でその後も在学中、大学卒業後、ずっと英語を勉強し続けて、ある時受けてみたら800点台の中盤くらいしかとれませんでした。その後渡米してしばらく英語圏で暮らして日本に戻ってきて受けたら900点を超えました。別に900点を超えるのに海外に行く必要はないと思います。リスニングの勉強は十分日本で可能です。何しろ英会話教材はいくらでもありますし、YOUTUBEなどで無料で勉強できますから。
TOEICはたとえ990点の満点スコアがとれたとしても、所詮、英語学習における一つの通過点に過ぎません。日々精進あるのみです。
TOEICはビジネス英語や日常英語が主なので、語彙力が特に高くないといけないといほどではありません。英検1級の場合は、大問1が語彙を問う問題になっており、しかも、非常に難しい単語だらけなのとは対照的です。
TOEIC(L&R)は独学でハイスコアを目指せると思います。TOEIC対策本が数多くありますので。
TOEIC(L&R)ではリスニングで何問か間違えても満点のスコア(495点)が得られるようです。自分は2回受けて2回ともリスニングセクションは495点でしたが、2回ともミスりました。しかし、リーディングに関してはハイスコアを目指すならミスをできるだけ減らす必要があります。リスニング能力とリーディング能力は、重なる部分があるとはいえ、やはり別物です。それぞれをバランスよく時間配分して勉強すべきです。TOEICの出題パターンはある程度固定されているので、TOEICの出題パターンに則って作られた問題集や模擬試験に取り組むのがなんといっても早道です。
しかし人によってはTOEICのための英語の勉強をやりたくないという人がいるかもしれません。自分がそうでした。その場合、普段から例えばアメリカの新聞サイトの記事を読んだり、ニュースサイトのビデオを視聴したり、情報を英語で得ることを日常生活の一部にしてしまうことを勧めます。
コンピューターサイエンスにおいて機械学習というものがありますが、トレーニングデータをコンピュータに与えて学習をさせすぎると、トレーニングデータから出題されたときには正答能力が高いが、実際のデータを与えると正答率が落ちる、いわゆる「過学習」という現象が知られています。英語の勉強も同様で、TOEICに特化した勉強をするとTOEICではハイスコアが取れるが、実務や日常生活で要求される英語力がかならずしも身についていない恐れがあります。このような考えから、自分はTOEICの問題集にはほとんど手を出しませんでした。まあ、そのへんの考え方は人それぞれです。
TOEICのリーディングで出題される英文のレベルは、構文的にはそれほど難易度は高くありません。その点は難関大学入試問題とは異なります。TOEICのリーディングが要求するのは、平易だが情報がたくさん詰まった英文を素早く読んで、書かれている情報を抜き取る作業です。読む速さ、もっというと、英文中に散りばめられている情報を掴む速さをいかに上げるかが、ハイスコアを獲得するためのポイントになります。
自分は英語を仕事で使っており、TOEIC(L&R)のスコアは900点台ですが、仕事で必要な英文を書いたときにそれがネイティブにそのまま受け入れられるレベルかというと全然ダメです。お金を払って英文校正サービスに手直ししてもらっています。たとえTOEIC990点が取れたとしてもやはりネイティブに仕事で読ませる英文を独力で書くのは無理でしょう。TOEIC900点は、普通の日本人の英語学習者からすると雲の上のように感じるかもしれませんが、英語で仕事をするレベルではまだまだないということです。リスニングに関しても、自分はリスニングセクションのスコアが495ですが、映画を見ても英語がほとんど聞き取れません。TEDなどのゆっくりはっきり話された英語なら70~80%程度理解できているかなというレベルです。CNNなど発音が非常に明瞭なアナウンサーの英語で全く予備知識がないニュースを聞いた場合の理解力は、50~70%程度でしょう。
英検1級合格者はだいたいTOEIC900点を超えたあたりの人と実力的に重なるようです。自分も実際そのあたりにいます。ですからTOEIC900点を超えるところまで来たひとは、もし英検1級に興味があれば是非チャレンジしてみてください。十分射程距離内だと思います。ただし、傾向がかなり異なるため、英検1級合格のためにはそれなりの勉強、TOEIC対策とは異なるやり方が必要でしょう。
日本の中学英語ではmust=have toのように教えがちです。同じ意味になるようにという書き換え問題になれてしまうと、must=have toという公式が頭に叩き込まれます。が、それは間違い!
意味が全くことなることもあるのです。mustは話者の主観が入りますが、have toには客観性があります。どちらを用いても大差がないことあれば、他方を用いると意味をなさなくなることもあります。
I must go now. 行かねばなりません。(話者の意思)
I have to go now. 行かなくてはなりません。(客観的な理由がある)
If I have to spend some money to get this thing working, I am not opposed to that. (引用元:http://staging.mautic.org/forum/topic/very-slow-email-sending-speed) (状況的にそうしなければならない)
参考
Soの後に文を続けるとき、Soのあとにカンマは不要です。自分もうっかり今までつけてしまっていましたが。人に指摘されて、えっそうだっけ?と思いました。
fruitは単複同形です。1個のミカンも10個のミカンも, a fruit, ten fruit.
fruitsは果物の種類が複数あるときに使います。
みかん、りんご、レモンと3種類あれば、three fruits
fish 1匹でも3匹でも。one fish, three fish
fishes コイと金魚とメダカの3種なら、three fishes
日本人の中にも英語が普通に話せる人がいます。主観で選んだ、英語ペラペラの日本人ランキング。
河野大臣は英語が実に流暢ですね。日本の政治家と言えば英語が全然できないというイメージがあったのは、もはや昔のことです。
Inside Japan No.23: Taro Kono
三島由紀夫が英語がペラペラというのは知りませんでした。どうやって学んだんでしょうか?
Yukio Mishima Speaking In English
動詞を覚えるときには、to不定詞のみとる動詞なのか、動名詞のみとるのか、両方取れるのかを意識して覚えることが、英語を使う上で大事です。ここでは、to不定詞しかとらない動詞をまとめておきます。「これから起こす動作」に関するものが多いです。
その日に間にあわなかったけど、遅ればせながらお祝いの言葉を述べるときの表現です。
東大や早稲田、慶応といったいわゆる難関大学の学生のTOEICのスコアはどれくらいなのでしょうか?自分の肌感覚(=少人数の見聞きした例)でいうと、「不勉強な難関大の卒業生」が700点を超えるくらいかなと思います。MARCHと総称される大学の学生や国立地方大学のスコアは、勉強具合にもよりますが500点~700点程度が多いようです。韓国のサムスンの社員はTOEIC900点が普通らしいので(記事)、日本の学生の平均レベルはかなり低いと思います。
Q:奨励入試の際にTOEICはどのくらいの点数が合格者の平均になっていますか?
A:昨年度はTOEICが632点でした。(大阪大学大学院)
TOEICの問題は英語を読み解くことが難しいものは出題されなくて、どちらかというと素早く情報を処理する能力が高いかを見るテストになっています。つまり、勉強&訓練次第でだれでも高得点が狙えます。
入学試験の英語の難易度と高い相関があることは予想されますが、実際のところどうなのかを見てみます。
TOEIC を活用した英語カリキュラム(平成20年)(PDF)という資料に具体的な数値があります。セクション1.1の「TOEIC スコア平均値の移り変わり」を見ると、全国の大学1年生のTOEICスコアの平均値の推移は、平成13年356点、平成14年371点、平成15年382年、平成16年387点、平成17年401点、平成18年401点となっており、山口大学の平均点は平成18年は449.4点と全国平均を大きく上回っています。
大学によっては能力別授業を行うために、新入生に英語のテストを課すところがあります。そこで使われることがあるのがACEというテストです。英語運用能力評価協会(ELPA)というNPO団体が主催しているテストです。ACEの特徴として、日本の学校教育で身についた英語力を測れるように設計されており、中学レベルから高校レベル、大学入試センター試験レベルに至るまでの広い範囲の英語力が測定できます。ACEでは、リーディング、リスニング、語彙・文法が出題されます。
中央大学 2018年度 中央大学文学部入学式と新入生ガイダンス等日程表(PDF)