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前置詞の中でも特に意味が多様でつかみどころがないのがOFではないでしょうか?日本語の「の」に置き換えてそのままスンナリ意味が取れることも多い反面、なぜOFと思えるような使い方もありますし、このOFって?とモヤモヤすることもあります。さらに、自分が英文を書くときには、ここはOF?それともFOR?と迷うこともあれば、OF?それともFROM?と迷うこともあり、とにかく意味の多様性ゆえに悩みが増えてしまうのです。

さて、それではOFのもともとの意味は何なのでしょうか?OFは語源的にはOFFと同じと言われています。つまり、OFF(分離)の意味を第一義的な意味として捉えておくのがよいでしょう。

【例文】The desk is made of wood. その机は木製である。

木をまずイメージして、その木からそのまま材料を取り出して(分離)机にしたようなイメージです。
材料を説明するときの「~から」がOFのときとFROMを使うときの使い分けがよく出てきますので、FROMを使った例文も見てみます。

【例文】This desk is made from reclaimed wood. その机は再利用した木から作られている。

reclaimed(再生された、再利用された)というのは、例えば、もともと木造の小屋の床材としてつかわれていた木を再利用して机を作った、といった状況だと思ってください。この場合は、「床」が「机」になったので、材質の「OF}というよりも、「変化、由来」を表すFROMになったと考えられそうです。