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英語の5文型のうちの2つ目である第二文型(S+V+C) 主語+be動詞+補語の形は、補語が主語の状態を表す場合に使われる文型であるというふうに学校で習ったような気がします。

動詞の後で主語について説明する語のことを補語と呼ぶ。

(総合英語フォレスト第6版 39ページ)

I am hot. という英語は、I(自分)がhot(高温)な状態なのでしょうか?もちろんそうではなく、自分は温度が高いと感じているという意味です。

言葉というのは厳格なルールに則って使われるものでもなく慣習的にこういう言い方は普通になされるということが起きます。つまり、文のカタチだけから文法的な正しさを決定することはできないというわけです。

別の例を考えてみましょう。

水曜に数学の授業がある大学生が「数学は水曜です。」ということを英語で

Math is Wedneseday.

と言ったら英語としては正しくないでしょう。

Math class is on Wednesday.

と言えば文法的に問題がない表現になります。日本語のカタチをそっくり英語に直すと英語としては間違いになるというわけですね。しかし、例えば旅行先で宿泊しているホテルなどで「お昼ごはんは1時です。」という会話はあると思います。このまま英語にすると

Lunch is 1pm.

ですが、これは問題ありません。さっきと構造は同じなのに今度はなぜいいのという疑問が生じます。

食事+be動詞+時間.

だと英語としてOKなのです。当然、

When is lunch? (お昼ご飯は何時?)

という表現もOKです。

What would you like? 何が飲みたい?

と聞かれて答える場合はどうでしょう。

I am Coffee.

は不自然です。

I would like Coffee. 

というべきでしょう。

似たような構造の話ですが、暑い、寒いという場合はどうでしょうか。

I am hot. 私は暑い。

I am cold. 私は寒い。

は英語として問題ありません。もちろん

I feel warm. 暑く感じる。

It’s hot. 暑い。

と言ってもよいでしょう。

ちなみにhotという言葉には、セクシーという意味もあります。

He is hot.  彼はとてもセクシーだ。

She is hot. 彼女はとてもセクシーだ。

すると、

I am hot.

は、「私はとてもセクシーだ。」

という意味に取られる恐れはないのでしょうか。

複数の意味を持ちうる言葉の場合、その意味するところは状況で決まります。気温や室温の高低が話題になっていることが明らかであれば、

I am hot. 

で誤解が生じる恐れはありません。もちろん、自分でそんなことを言うことは通常あり得ないので、そういう意味として受け取られる恐れはないと言えます。

今回学んだこと:

  1. 主語+be動詞+補語 で主語=補語(補語が主語の状態を表す)とは言えない英語表現もあり得る。
  2. 文法的に正しいかどうかは、形だけでは決まらず、内容による。
  3. 複数の意味を持ちうる表現の場合、どの意味になるかは文脈や状況で決まる。

 

 

参考

上の記事は、ChatGPT-3.5(https://chat.openai.com/)にいろいろ聞きながらを纏めました。