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アメリカに行って最初に躓いたことは、
How are you?
と聞かれたときに、とっさにスマートな返事ができなかったこと。1年以上住んでもなかなか慣れませんでした。最初のころは、How are you? と声をかけられて、考え込んで、疲れたなどというつもりで、
Well, I’m tired.
などと返したりしていましたが、これは大間違い。
基本的に、ただのあいさつなのでネガティブな言葉を返すことはありえません。アメリカ人のあいさつで一番多かったのは、
Good. How are you?
とか、
Pretty good. How are you?
など、まずはGoodと答えて、間髪入れずに相手に逆にHow are you?と聞き返すものでした。調子が良くないときでも、せいぜい
I’m OK.
くらいの返しが自然だと思います。個人の口癖によるところも大きくて、いつも
I’m great.
と答える人もいました。これも別に「俺ってグレートだぜぃ」と言っているわけではなく、ただのあいさつです。
全然グッドじゃない状態のときには、本心を話すこともあるのかもしれませんが、それはよっぽど親しい人に限られます。職場の同僚であれば、自分がどれだけ具合が悪かろうが不幸のまっただなかであろうが、
Good! How are you?
と返すのが自然だと思います。
自分はもう日本に戻ってきて長いため、もう記憶が薄れていますが、下の動画が役に立ちます。
アメリカ人は「How are you?」にどう答えるか実験してみた #19