startとbeginとの違い、使い分け

「始める」「始まる」は英語でいうとStart,Beginどちらも使えますが、どう違いがあるのでしょうか?使い分けに関して調べてみたいと思います。まずは使われ方を実際に見て、感覚的なものを養いましょう。

“Begin at the beginning,” the King said, very gravely, “and go on till you come to the end: then stop.”( Lewis Carroll, Alice in Wonderland)「始まりから始めなさい。」王はとても重々しい口調で言った。「そして終わりが来るまで続けなさい。そしたら止めなさい。」(ルイス・キャロル 『不思議の国のアリス』)

We didn’t start the fire
It was always burning
Since the world’s been turning (Billy Joel We Didn’t Start The Fireの歌詞の一節)

Starting Is Easy, Finishing Is Hard (avc.com) 始めることはたやすいが、やり終えることは難しい。

“Let’s get started!” (会議やミーティングを)「さあ、始めましょうか!」

How did our love story begin?(私たちの愛の物語はどのようにして始まったのか?)

When did you start learning English? (英語の勉強はいつから始めたの?)

同じような意味なのでどちらでも使えることも多いと思いますが、ニュアンスの差が生じることもあるようです。

  • It began to rain.
  • It started to rain.

この2文ですが、それぞれ簡単に説明しますと、「start」は降るという行為(動作?)を、第三者的にとらえ、後者である「begin」はまさにその場にいるかのような「当事者」としての立場(雨に降られる立場)。(引用元:「start」「begin」のニュアンスの違いとは?(1日1分で習得!英語スピーキングに役立つ、実践英会話ブログ! 2012-04-19 16:58:57)

どっちでも良い場合には、どちらがよく使われるのか、グーグルに聞いてみます。文脈はわかりませんが単純なグーグル検索結果は、

  • When did you start to learn English? 約 15,700 件
  • When did you begin to learn English? 約 7,360 件
  • When did you start learning English? 約 6,760 件
  • When did you begin learning English? 約 1,280 件

となりました。結局日本人がどんだけ考えても、どれが正しいのか、自然なのか、OKなのかはわかりませんので、ネイティブがYOUTUBE動画で英語のレッスンをしているのを視聴して学ぶことにします。

How to use START and BEGIN in English – Vocabulary (Learn English with Alex [engVid])

 

 

まとめ

  1. Startは客観的、Beginは主観的
  2. Startはカジュアル、Beginはフォーマル
  3. 機械や事業の始まりはBegin
  4. Startは動き出して動き続けるかんじ
  5. Beginは一歩踏み出すかんじ
  6. Start ⇔ Stop
  7. Begin ⇔ End

 

参考ウェブサイト

  1. 「始める」の英語!「start」と「begin」の違いを例文で分かりやすく紹介!英トピ2017/03/13)“start” ⇒ 止まっていたものが動いていく、始まったものが続いていく  “begin” ⇒ 一歩踏み出す、始める場所を指す
  2. 1日1分で習得!英語スピーキングに役立つ、実践英会話ブログ! 2012-04-19 16:58:57
  3. 「Start」と「Begin」の簡単な使い分けルールHapaEikaiwa 2015.01.16) 日常会話では”begin”よりも”start”がよく使われ、カジュアルな表現となります。基本的に、それまで止まっていた物および行動が動き出すニュアンスがあります。
  4. 「Start」と「Begin」の違いと使い分けEnglish+Plus 2018年4月28日)Beginは機械を起動したり事業を起業したりするときには使えない

宮内庁が入学予定大学院に「小室圭さんは眞子さまの婚約者ではない」と抗議

眞子さまが結婚する相手が小室圭さんという報道を目にして以来、本当にこの人で大丈夫なの?眞子さまに相応しいといえるの?という疑問が日本中に渦巻いて大騒動になっています。借金を抱えているとか、まだ学生であるとか、とにかく不安材料が噴出したわけです。

小室圭さん、フォーダム大学ロースクールへの留学を決める

宮内庁は婚約をご破算にしたいのかとおもっていた矢先、小室さんはアメリカ留学というニュースが流れ、留学先の大学も眞子さんの婚約者である小室さんを受け入れることになったと歓迎ムードのニュース記事を大学の公式サイト上に掲載していました。

Kei Komuro, fiance of Princess Mako of Japan, to attend Fordham Law (JULY 5, 2018 LAW SCHOOL NEWS)
Kei Komuro, a paralegal at the Okuno & Partners law firm in Japan who is engaged to be married to Japan’s Princess Mako, will attend Fordham Law School starting in August.

眞子さんの結婚問題にやきもきしていた自分としては、えーっ!婚約者って呼んじゃうの?とびっくりしてしまいました。

be engaged to be married to ~  という表現は、「~さんと婚約している」という意味になります。

フォーダム大学の発表を受けて、共同通信やジャパンタイムズは、眞子様の婚約者小室圭氏がアメリカへ留学という記事を出しました。

Princess Mako’s fiance Kei Komuro to study at New York law school from August (Japan Times JUL 6, 2018)

Japan Princess Mako’s fiance to study in U.S. from summer (KYODO NEWS – Jul 6, 2018 – 08:43)

えーっ、フィアンセって大々的に報道しちゃっていいの?とかなりやきもきしました。

 

小室圭さんは婚約者ではないとニューヨークタイムズ紙が記事に

ところが、女性セブン2018年8月9日号を紹介したネット記事によれば、宮内庁はフォーダム大学に対して、『納采の儀』を行なっていないので小室さんは眞子さまの婚約者ではないとい抗議したそうで、その顛末がニューヨークタイムズ紙に掲載されたとのこと。ニューヨークタイムズの記事の見出しは、

He’s Supposed to Marry a Japanese Princess. Just Don’t Call Him Her Fiancé. (By Motoko Rich
July 20, 2018)

「彼は日本のプリンセスと結婚することになっている。婚約者とは呼ばないで。」というものです。

be supposed to ~ 〔義務・規則・取り決め・約束・任務などにより〕~することになっている (alc.co.jp)

という意味です。ちなみにこの記事では He’s supposed to とアポストロフィーを用いた省略形で書いてあるため、He is supposed to なのかHe was supposed toなのかがわかりません。自分は見出しをみて、過去形だと受け取ったため、ちょっと驚きました。過去形だとしたら、~することになっていたけど、もはやそうではないというかなり否定的な意味になります。記事を読み進めても、自分の疑問は解消しませんでした。意図的に曖昧な表現を使ったのでしょうか?

日本の世論をツイートを紹介することにより紹介

ニューヨークタイムズの記事はさらに過激なツイートを紹介しています。

On Twitter, @momimojiko suggested that Mr. Komuro had used his connection to Princess Mako to gain admission and a scholarship from Fordham and its prestigious law school.

“He will betray us again and again in the future,” @momimojiko wrote. “The engagement should be canceled immediately, like tomorrow.”

(https://www.nytimes.com/2018/07/20/world/asia/princess-mako-fiance-fordham.html)

この原文は女性セブンで紹介されていて、

《小室圭は秋篠宮家にも宮内庁にも言わず勝手に留学を決め、「プリンセスのフィアンセ」と売り込み奨学金を勝ち取った。こいつはこの先何度も裏切るはず。即刻、明日にでも破談にすべき!!》(msn.com 2018/07/27 07:00

本人が記事掲載に関してもコメントしています。

確かに記事の英語を読むと、本人の意図とずれていますね。

ニューヨークタイムズは、さらに別の過激なツイートも紹介しています。

Another Twitter user, @marimo555555, addressed the princess directly. “Mako, why don’t you drop him quickly? Wake up. Rather than waiting for him for three years, it’s better to split up from him and ask your mother to introduce you to a good man.”

これの元ツイートは、

無数にあるツイートの中から何を選ぶかは記者の判断に委ねられているわけですから、ここで紹介するツイートの過激度は記事の全体のメッセージを決める大きな要因になります。

 

眞子さまと小室圭さん 若いカップルの行く末はいかに?

うーむ、破談にもっていきたい宮内庁、それを全力で援護するニューヨークタイムズ誌という構図に自分には見えたのですが、記事を最後まで読みすすめると、いろいろな両方の意見を紹介してバランス良くまとめていました。この記事の最後の文は、

In one hint that the princess may be preparing for a long-distance relationship, the Imperial Household Agency’s schedule of her trip this week to Brazil showed a stopover on the way home — in New York.

と、余韻を残して結んでいます。

本人が本当に幸せになれる人と結婚するのであれば、誰であっても、他人が口を挟む余地などないんですけどね。

 

英字新聞を読むために知っておきたい英単語

  1. matriculate【自動】〔大学に〕入学する
  2. curdle【自動】 凝固する; 腐る
  3. on the rocks〔船が〕座礁して 〔状況などが〕破綻しそうで
  4. ruffle【他動】〔水面を〕波立たせる;動揺させる、いら立たせる
  5. betrothal【名】婚約
  6. nudge someone to do〔~するよう(人)を〕説得する
  7. pry【自動】詮索する【名】詮索
  8. be swift to ~ ~するのが速い
  9. jeopardy【名】危機
  10. abdication【名】〔王などの〕退位
  11. commoner【名】〔皇族に対して〕一般人、平民
  12. relentless【形】容赦ない、過酷な、絶え間なく続く、執拗な
  13. unflattering【形】お世辞のない、こびない
  14. mongering【名】商売にすること、利用すること【用法】通例複合語として用いられる。  the scandal-mongering tabloid press
  15. whiff【名】かすかな匂い 〔ひとときの〕そよ風、〔息などの〕ひと吹き
  16. swoony【形】魅力的な
  17. soft power ソフト・パワー(軍事力でなく)共感などを背景に他国を味方に付ける国の力
  18. deluge【名】大洪水、〔殺到する〕大量の~ a deluge of tourists
  19. consign【他動】〔人や動物などの世話を人に〕, 委ねる〔不快な状況に人や物を〕追いやる

 

英作文でBecauseで始まる単文を書くのは日本の中学生がよくやる間違い

I drank a lot of water. Because I was thirsty.
と書くのは、文法的に間違いです。なぜなら、becauseという接続詞は、従属節を導く働きがあり、かならず主節と合わせて完全な一文となるからです。上の例では、2つめの文は、従属節の部分だけがあたかも完全な文であるかのように書いてしまっているので、間違いなのです。中学生の英作文でよくみる語法の間違いのひとつです。
正しく書くなら、
I drank a lot of water, because I was thirsty.
または、
Because I was thirsty, I drank a lot of water.
となります。

中学英語の宿題で3つ以上の文で英作文しなさいといわれた中学生が、文の数を稼ぐために冒頭の例のように本来1文のものを2つに分けて、2文にしてしまうということがありがちです。中学の英語の先生も甘く採点してそれをOKにしてしまうかもしれませんが、正しい英文法を最初からきっちり学んでおいたたほうがよいと思います。学校の英語教育において、通じればいいという英語を書いていたら、大人になったときにビジネスで使えません。

Because I Love You という有名な歌がありますが、その歌詞には、

Because I love you, I’ll do anything. (あなたのことが好きだから、私は何でもしてあげる。)

Because I love you, I’ll be right by your side. (あなたのことが好きだから、あなたのすぐ側に居たい。)

Because I love you, my heart’s an open door.  (あなたのことば好きだから、私の心は開いた扉。)

と、「Beause従属節+主節」の形の文があります。

 

口語の場合

会話においては、理由を聞かれたとき、理由をいいたいときに、”Because + 単文” の形はあります。

A: We decided not to go.
B: Why?
A. Because it is so cold today.

(引用元:quora.com)

下の会話では、BECAUSEで従属節を導いた例および、単独で用いた例が出てきます。Because節の内部にWhen節も入り込んでいるのでちょっと構造が複雑ですが、主節が「That would have been my guess」で、because以下は、カンマもまたいで全て従属節の部分です。

FYE: One thing I have to ask you, I could guess the answer, but again I would be stereotyping. Did you smoke cigarettes?
LENFANT: I did at one time.
FYE: That would have been my guess because when you were growing up in France, I would think cigarette smoking was quite prevalent.
LENFANT: Yes, I smoked until 1962.
FYE: Why did you stop?
LENFANT: Because I could not afford it anymore!
(引用元:Dr. Claude Lenfant Oral History Transcript Conducted by: Dr. W. Bruce Fye May 16, 2000 history.nih.gov)

 

 

参考サイト

  1. Why can’t a sentence begin with “because”? (quora.com)
  2. Can You Start a Sentence with “Because”? (quickanddirtytips.com)
  3. Starting a Sentence With Because (Posted on July 10, 2014 by Corrine Pratt, writing.msu.edu)
  4. Because, because of and cos, cos of (dictionary.cambridge.org)
  5. Learn English Grammar: The Adverb Clause

トランプ米大統領が英エリザベス女王と面会するもマナー知らずで非難ごうごう

訪英中のトランプ米大統領が、エリザベス女王と面会して閲兵式に臨んだ際、女王の前を歩いたり突然立ち止まったりする動きを見せたことに対し、英市民らがネット上で批判の声を上げた。(英エリザベス女王の「前を歩いた」、トランプ米大統領に批判の声 CNN.co.jp 2018.07.15 Sun posted at 12:08 JST)

トランプ米大統領が面会中にエリザベス女王の前を行き進路を妨害したことに、SNS上で批判の声が多く上がっている。動画はYouTubeの「The Royal Family Channel」チャンネルに13日、投稿された。(トランプ氏に外交儀礼違反で批判 エリザベス女王との面会でトランプ氏に外交儀礼違反で批判 エリザベス女王との面会で【動画】Sputnik日本 2018年07月15日 18:00(アップデート 2018年07月15日 19:38)

英国王室の元執事グラント・ハロルド氏がITVニュースに語ったところによれば、こういうときは、あらゆる場面で女王にリードしてもらうというのが王室のしきたりの中での最重要ルールなのだそうです。エリザベス女王の前を歩いたり、立ち止まって女王の進路を塞いで妨害したりした動きは、常識的にありえないのでしょう。そうでなくても、上着のボタンを留めもせずに、前が開いた状態でブラブラと歩いているの様子はまったく場違いな印象を与えています。

Trump Walks In Front Of The Queen

In a viral clip, the monarch appears to make a hand gesture as they turn the corner. She then attempts to pass behind the president, who stops walking and completely eclipses Queen Elizabeth from view for a moment. She returns to his right side and continues their walk.

Grant Harrold, a former butler for the royal family, told ITV News that letting the Queen lead in every scenario is a top rule in royal protocol. (President Trump Awkwardly Blocked Queen Elizabeth — and Twitter Has Some Thoughts People STEPHANIE PETIT
July 15, 2018 01:38 PM)

参考
President Trump meets Britain’s queen(11:05)

 

目的語に動名詞しかとれない動詞(メガフェップス MEGAFEPS)、不定詞しかとれない動詞、両方とれる動詞の覚え方

目的語として動名詞をとる動詞と、不定詞をとる動詞、どちらもとれる動詞があります。中学校の英語で出てくる動詞の範囲であれば、動名詞をとる動詞をMEGAFEPS(mind, escape, give up, avoid, finish, enjoy, practice, stop)と語呂合わせ的に暗記することも巷では一般的なようです。しかし、覚えるべき動詞の数は中学以降飛躍的に増えることを考えると、メガフェップスと暗記していても大学受験に対処できませんし、その後も困り続けます。何か良い区別の方法はないものでしょうか?実は、目的語として動名詞をとるか不定詞をとるかは、その動詞の意味で決まるようです。「未来に冠するもの」はTo-不定詞、「過去に関するもの」は動名詞という区別です。また、「過去に関するもの」はネガティブな意味合いを含むことが多いようです。

この原則が適用できるか、試してみましょう。「彼はそんなことをした覚えはないといった。」をdenyを使っていうときに、動名詞でしょうかそれともTo-不定詞でしょうか?上の原則を適用すれば、動名詞だということがわかります。正解は、

He denied having done any such thing.

あるいは

He denied having done such a thing.

となるでしょう。

 

参考

  1. メガフェップス丸暗記は卒業!ややこしい【不定詞 (to do) vs. 動名詞 (~ing)】もイメージの力でスッキリ! (ひろの輪 DMM英会話Blog 2017 05.22)
  2. BBC English Masterclass: Gerund or infinitive?

『葉っぱのフレディー』で学ぶ文法・構文の重要事項のまとめ

文の種類

英語の語順と基本的な文型

主語SubjectiveをS、動詞VerbをV、補語ComplementをC、目的語ObjectiveをOと略記します。

S+V

【例文】Spring had passed.

【例文】One day a very strange thing happened.
【解説】One dayは、「ある日」という意味の副詞。

S+V+C

【例文】Each of us is different.

【解説】主語(名詞)+動詞(Be動詞)+補語(形容詞)の形になっています。
【例文】Freddie, the leaf, had grown large.
【解説】largeは形容詞で、補語です。主語+grow(動詞)+補語 で、「主語」が「補語」の状態に成長するという意味になります。(参照:英ナビ

【例文】Alfred had turned a deep yellow.

【和訳】アルフレッドは深い黄色になった。

【解説】ここでのturnは自動詞で、補語を伴って、「~になる」という意味。同様の用法の例として、The maple leaves turned red.(カエデの葉が紅葉した。)この文に続く文ではturnの変わりにbecomeという動詞が同じ意味を表す目的で使われているので、turn=becomeと考えて間違いないでしょう。

【例文】Ben had become a bright orange.

 

S+V+O

【例文】Soon he discovered that no two leaves were alike, even though they were on the same tree.
【解説】接続詞thatが名詞節をつくっており、この名詞節全体が「目的語」になっています。

 

S+V+O+O

S+V+O+C

【例文】Freddie found himself losing his color, becoming brittle.
【解説】動名詞が補語になっています。losingという動名詞はhis colorという目的語をとっています。becomingという動名詞はbrittle(もろい、こわれやすい)という形容詞を補語としてとっています。このように全体でみたときにはSVOCですが、さらにCが動名詞なので内部でVO,VCのような構造をとっているといえます。

【例文】He had never felt it so cold.
【解説】主語がhe、動詞がfeel、目的語がit、補語がcoldです。OCの部分it so coldは、文に展開すると、It is so cold.となります。このitは天気などを現すときに使う形式的な主語であり、代名詞のように何かを指しているわけではありません。

【例文】Freddie and his friends had made their tree a rainbow.

平叙文

肯定文

【例文】Everything dies. 【和訳】全てのものは死ぬ。

否定文

be動詞の否定形

【例文】Yet, you were not afraid when Summer became Fall.

【和訳】だけど、君は夏が秋になったときには怖くなかったよね。(ダニエルがフレディーに死について話して聞かせる場面)

【解説】中学で学ぶ知識ですがbe動詞を用いた文の否定形の作り方は、「be動詞の後ろにnotをつける」のが基本です。

一般動詞の否定形

be動詞以外の動詞、すなわち一般動詞を用いた文で否定文を作るときには、助動詞doを使って、「do not+ 一般動詞」 の形にします。

【例文】He did not know that Spring would follow Winter and that the snow would melt into water.

助動詞が用いられていた文の否定形

助動詞がある場合には助動詞の直後にnotが置いて否定文をつくります。

【例文】“Will we return in the Spring?” “We may not, but Life will.”

【和訳】「春には戻って来るの?」「僕らは戻らないかもしれないけど、いのちは戻ってくる。」

【解説】肯定文 We will return. →否定文 We will not return. 肯定文 We may return. We may not return.

部分否定

二重否定

否定的な意味を与える副詞

hardly

【例文】They sat so quietly on the cool grass and hardly ever moved.

【例文】There was hardly a green leaf left.

疑問文

命令文

感嘆文

【例文】How strong and firm it was! 【解説】itはフレディーがいた木のこと。最後に落ちていく最中に木全体を見ることができて、そのときにフレディーが感じた内容。

動詞と文型

動詞と時制

現在形

現在進行形

【例文】What’s happening? 【和訳】何が起きているの?

過去形

【例文】His mid section was wide and strong, and his five extensions were firm and pointed.

過去進行形

未来系

現在完了形

現在完了進行形

過去完了形

過去完了は、現在完了を先に習得しておけば、非常に簡単です。全体の時間が現在から過去にシフトしただけです。つまり、現在完了のときの、「今」という基準に相当するものが、話者の視点の「過去」のある時点になっており、そこを基準にして物事を考えるわけです。現在完了の用法としては、「継続」、「経験」、「完了」、「結果」の4つがありましたが、過去完了にはこれらに加えてもうひとつ、「過去の過去」があります。これは、過去のある時点からみた過去を、過去完了形で表すというものです。葉っぱのフレディーの物語は、いきなり過去完了の文から始まるので、過去完了を学ぶのには最適な題材です。早速みてみましょう。予め時制に注意しておくと、冒頭の5文の時制は、1.過去完了形(過去の過去) 2.過去完了形(過去の過去) 3.過去完了形(完了) 4.過去形 5.過去完了形(過去の過去)となっています。物語の語り手は、葉っぱのフレディーの物語を、過去の話としてしているわけです。

【例文】Spring had passed. So had Summer. Freddie, the leaf, had grown large. His mid section was wide and strong, and his five extensions were firm and pointed. He had first appeared in Spring as a small sprout on a rather large branch near the top of a tall tree.

過去完了形:継続

過去完了形:経験

過去完了形:完了

【例文】Freddie, the leaf, had grown large. 【和訳】葉っぱのフレディーは大きく成長していた。【解説】物語の語り手が語っている、「過去のある時点」(それは次の文で過去形が登場するので、その時点ということ)までに完了したということ。

過去完了形:結果

過去完了形:過去の過去

【例文】He had first appeared in Spring as a small sprout on a rather large branch near the top of a tall tree.
【解説】物語は夏が過ぎたところから始まっているので、その時点(すでに過去)からみて、さらに過去なので「過去の過去」を示すために過去完了が用いられている。

 

過去完了進行形

未来完了系

助動詞

should

否定形のときのnotの位置

【例文】Why should we not have different colors?

受動態

【例文】Freddie was surrounded by hundreds of other leaves just like himself, or so it seemed.

 

不定詞

不定詞の名詞的用法

不定詞の形容詞的用法

不定詞の副詞的用法

 

 

動名詞

 

分詞

分詞構文

 

比較

原級

比較級

【例文】In this new position he was more comfortable than he had ever been.

【解説】このthanは接続詞としての働きを持ち、than以下の部分を「節」にまとめて、比較の対象となる「副詞節」をつくっています。節の中身は完全な「文」があるはずなので、He had been comfortable.という「文」を想定して、comfortableが節の中では省略されたと考えれば理解しやすいでしょう。

最上級

 

関係詞

関係代名詞

関係副詞

関係形容詞

 

仮定法(と直説法)

as if の中で用いられる仮定法

「まるで~であるか(あったか)のように」という意味を表すときにas if を用いた節を使うことがあります。節の中の文は、非現実なことであれば仮定法を用いることになりますが、現実に生じていることであれば、直説法が使われます。『総合英語フォレスト』から例文を拝借して説明しますと、You talk as if you are angry.(あなたは怒っているみたいな口調で話すね。)は、話者が実際に相手が怒っていると考えている場合です。You talk as if you were angry.(あなたはまるで怒っているかのような口調で話すね。)といえば、話者は相手が本当に怒っているとは考えていないということです。『葉っぱのフレディー』の中でも一箇所、as ifを用いた文が出てきますが、これは仮定法でしょうか?それとも直説法でしょうか?

【例文】The same breezes that, in the past, had made them dance began to push and pull at their stems, almost as if they were angry.

【解説】この文は主節の動詞beginは、過去形beganです。

疑問詞

 

話法

直接話法

【例文】He thought, “It must be their time.”

間接話法

修辞法

強調

倒置

挿入

省略

同格

【例文】The Fall of Freddie the Leaf 【解説】2つの名詞、Freddie およびthe Leafが並べられていますが、これらは同格の関係になっています。

品詞

名詞

冠詞

代名詞

形容詞

形容詞は、a white dog や The dog is white. のwhiteのように、名詞(今の例では、dog)の性質や状態を説明する語句のことです。

形容詞・形容語句の位置

名詞の後ろに置かれる形容詞・形容語句

【例文】Alfred was the leaf next to him. Ben was the leaf on his right side, and Clare was the lovely leaf overhead.
【解説】「彼の隣の」という形容詞句。「彼の右隣の」という形容詞句、「頭上の」という形容詞は、いづれも名詞に後置されています。ちなみにlovely(愛らしい)は前置された形容詞。

副詞

副詞のso

soは副詞と接続詞の2つの働きがありえますが、副詞として用いられるsoを見ておきましょう。意味は偶然にも日本語の「そう」と同じなので簡単ですね。

【例文】Spring had passed. So had Summer. 【和訳】春が過ぎた。夏も過ぎた。

【例文】Freddie was surrounded by hundreds of other leaves just like himself, or so it seemed.【和訳】フレディーは自分と同じ、もしくはそう見える何百もの他の葉っぱに囲まれていた。

 

前置詞

接続詞

等位接続詞

従属接続詞

従属接続詞のthat

他動詞の目的語としてthat節をとれる動詞かどうかという観点で動詞を整理しておくことも重要です。言う、知覚する、わかるという意味あいの動詞がthat節をとることができることが多いようです。appear, discover, explain, know, notice, see, tellがthat節とともに使われている例文を見ておきましょう。

【例文】It appeared to Freddie that Daniel was also the wisest among them.

【例文】Soon he discovered that no two leaves were alike, even though they were on the same tree.
【解説】接続詞のthatは名詞節をつくっており、この名詞節がdiscoverの目的語(O)になっています。S+V+Oの形です。

【例文】It was Daniel who explained that they were growing in a public park.

【例文】He was sure that it would live for a long time and he knew that he had been part of its life and made him proud.

【例文】Freddie noticed that the other leaves continued to fall.

【例文】He saw that some of the leaves lashed back at the wind before they fell, others simply let go and dropped quietly.

【例文】It was Daniel who told them that they were part of a tree.

 

参考

  1. 総合英語フォレスト 第6版 石黒昭博 監修 桐原書店
  2. The Fall of Freddie the Leaf

ファスナーとジッパーとチャックは同じ?英語で何という?

「ズボンのチャックが開いてるよ。」

「後ろのファスナーを上げてもらえる?」

「ジッパー付きのポケットだから安心。」

などと、同じアレのことを、人によってはチャックといったり、ファスナーと呼んだり、ジッパーといったりしますよね。本家本元のYKKさんの説明によれば、

  • 1891年に米国ホイットコム・ジャドソン氏が、靴ヒモを結ぶ不便さを解決しようと考えたものがファスナーの起源
  • 1921年に米国のメーカーが、閉める時の「シューッ」という擬音の「Zip」からファスナーを「ジッパー」と命名し、その呼び名も浸透
  • 1927年に尾道で「巾着(きんちゃく)」からもじって、ファスナーを「チャック印」として販売したところ評判になり、「チャック」という名前が定着 (ykk.co.jp)

3つは同じものだそうです。ただしチャックだけは、カタカナですが、英語ではなく日本語です。チャックのことは、英語でzipperと言います。zipというのは弾丸が飛ぶシュッという擬音語だったり、素早く進むことを意味する英語です。ファスナーをさっ(zip)と閉める(fasten)ことができるから「ジッパー」(zipper)なんですね。ところで、fastener は、締め具(2つのものを締め付けて固定するため)という意味で使われて、具体的にいうとナットとボルトを指したりします。正確にいうと、ナットとボルトは、締め具(fastener)の一種で、他にもいろいろな形状の部品がありえます。日本語でいうファスナーは、zipできるfastener、”zip fastener”と呼ばれるようです。zip fastenerだと長いので、zipperのほうが一般的なのでしょう。

ウィキペディアには、

A bolt is a form of threaded fastener with an external male thread. Bolts are closely related to, and often confused with, screws.

と説明があります。「ボルト」とは「ネジ溝を切ったファスナー」であると書いていますから、単独でfastenerと英語で言った場合には日本語でいうファスナーの意味にはならないようです。threadといえば、一般に「糸」のことですが、工具の世界では「ネジの溝」のことを指すようです。動詞としてつかえば、「ネジ溝を切る」という意味。

参考

  1. Why Zippers Have YKK on Them and What Completely Different Colour Carrots Were Before the 1700s 

エーリッヒ・フロム『愛するということ』(The Art of Loving)で学ぶ高校英語文法・構文の重要事項のまとめ

The Art of Lovingは古今東西を問わず読まれているベストセラーであり、人間が生きる目的が何なのかを説いています。高校生にとっては若干、チャレンジングだとは思いますが、どうせ英語の勉強をするのなら中身の濃い題材に取り組んでみるのも悪くないと思います。以下に、英文法速習のためのまとめを作ってみます。(適宜付け足す予定)。

エーリッヒ・フロム『愛するということ』(The Art of Loving)のオーディオブック

Erich Fromm – The Art of Love (1989)

 

エーリッヒ・フロム『愛するということ』(The Art of Loving)の原文(英文のフルテキスト)

https://archive.org/stream/TheArtOfLoving/43799393-The-Art-of-Loving-Erich-Fromm_djvu.txt

文の種類

英語の語順と基本的な文型

S+V

S+V+C

【例文】Care, responsibility, respect and knowledge are mutually interdependent. 気遣うこと、責任、尊敬、知識、これらは互いに関係しあっている。

S+V+O
S+V+O+O
S+V+O+C

肯定文

否定文

否定的な意味を持つ副詞

hardly

【例文】Honey symbolizes the sweetness of life, the love for it and the happiness in being alive. Most mothers are capable of giving “milk,” but only a minority of giving “honey” too. In order to be able to give honey, a mother must not only be a “good mother,” but a happy person — and this aim is not achieved by many. The effect on the child can hardly be exaggerated. Mother’s love for life is as infectious as her anxiety is. 強調されすぎることはない

 

疑問文

疑問詞を用いた疑問文

【例文】What is giving? 【和訳】与えるということはどういうことか?
【例文】What is the outcome?【和訳】結果は何ですか?


命令文

命令文は、主語を置かずに、いきなり動詞の原形から文を始めます。

否定の命令文

否定の命令文をつくるときには、Do not + 動詞の原形、または、Never + 動詞の原形の形をとります。

【例文】Never put off till tomorrow the fun you can have today. 【和訳】今日楽しめることを、決して明日に延ばすな。

動詞と文型

動詞と時制

現在形

現在進行形

過去形

過去進行形

未来系

現在完了形

下現在完了形が表す意味を、便宜上、継続、経験、結果、完了の4つの意味に分類して理解することにしますが、この分類はあくまでも理解を助けるためであって、どっちかに分類するのが難しいこともありますので、あまりこだわる必要はありません。しっかりと理解したいポイントは、過去のある時点で起きたことが現在にまで影響を及ぼした状態になっているということです。

現在完了形:継続

【例文】Freud has been criticized for his overevaluation of sex.

現在完了形:経験

 

現在完了形:結果

 

現在完了形:完了

【例文】In "love" one has found, at last, a haven from aloneness.
【和訳】「愛」の中に、人は、ようやく、一人ぼっちの状態から逃れる場所を見つけたのです。
【解説】日本語に訳すと、過去なのか現在完了なのかがわかりにくくなりますが、意味で考えれば、孤独からの避難所を見つけたのは過去の時点に起きたことで、その状態が今でも続いているので、現在完了を用いるわけです。

現在完了進行形

過去完了系

過去完了進行形

未来完了系

助動詞

 

受動態

 

不定詞

不定詞の名詞的用法

【例文】The child, while now living outside of the womb, is still completely dependent on mother. But daily he becomes more independent : he learns to walk, to talk, to explore the world on his own; the relationship to 
mother loses some of its vital significance, and instead the relationship to father becomes more and more important.

【例文】To love somebody is not just a strong feeling — it is a decision, it is a judgment, it is a promise. 誰かを愛するということは、単なる強い感情というものではない。それは決心であり、判断であり、約束なのだ。

不定詞の形容詞的用法

不定詞の副詞的用法

 

 

動名詞

 

分詞

分詞構文

分詞構文の主語のおき方
【例文】In essence, all human beings are identical. We are all part of One; we are One. This being so, it should not make any difference whom we love. 意味は、「そういうわけなので、」くらいでしょうか。
【例文】The God of Abraham can be loved, or feared, as a father, sometimes his forgiveness, sometimes his anger being the dominant aspect.
エイブラハムの神は、父として愛されまたは恐れられます。時として彼の慈悲が、時として彼の怒りが支配的な様相を帯びることによって。
この文ではhis forgivenessとhis angerは分詞構文の主語になっています。

分詞構文の慣用的な表現
【例文】Granted that love for oneself and for others in principle is conjunctive, how do we explain selfishness, which obviously excludes any genuine concern for others? 
【和訳】自分自身を愛することと他人を愛することがつながっているのだとしたら、身勝手さというものをどのように説明すればいいのだろうか?身勝手さは明らかに心から他人を気遣う気持ちを含まないのだが。
【解説】上の分詞構文は、かりに通常の文にするとすれば、If it was granted that ... と考えればよいでしょう。grant の意味は、ここでは、「仮に~だと認める」ということです。
もし通常の分詞構文の形に書くとすれば、It being granted that ... あるいは、It being taken granted that ... になります。それをさらに省略した形と理解すればよいでしょう。

比較

原級

比較級

the more …, the more …

【例文】The more I know what God is not, the more knowledge I have of God.

【例文】But the more the human race emerges from these primary bonds, the more it separates itself from the natural world, the more intense becomes the need to find new ways of escaping separateness.

最上級

関係詞

関係代名詞

関係代名詞のwhich

関係代名詞のwhich に前置詞などの語句がくっつく例

【例文】If the social structure is one of submission to authority — overt authority or the anonymous authority of the market and public opinion, 
his concept of God must be infantile and far from the mature concept, the seeds of which are to be found in the history of monotheistic religion. 
【解説】whichが単独で関係代名詞として使われる文には慣れている人でも、of whichとなった途端に苦手意識が湧いてしまう人もいるかもしれません。ましてや、この例文はさらに名詞までくっついて、
the seeds of whichとなっています。しかし、おそるるに足りません。関係代名詞を理解する基本原則、すなわち、もともとあった2つの文から出発して、それを関係代名詞を用いてひとつの文にする、
というやり方で理解する限り、全てが統一的に説明できてしまうからです。例文の後半部分だけに絞って、まず2つの文に分けて考えます。
文1: His concept of God must be infantile and far from the mature concept.
文2: The seeds of the mature concept are to be found in the history of monotheistic religion. 
次に、文1と文2で同じものを指している名詞を探すとthe mature conceptなので、第2文のほうはそれを関係代名詞whichに変えて、2つの文をドッキングさせるだけです。
His concept of God must be infantile and far from the mature concept, the seeds of which are to be found in the history of monotheistic religion.

 

その他の表現

that which = what

whatと同じ意味になる、that whichが比較的古い英文では見受けられます。現代的な表現にするなら、関係詞whatで置き換えればよいでしょう。

【例文】God becomes to him a symbol in which man, at an earlier stage of his evolution, 
has expressed the totality of that which man is striving for, the realm of the spiritual world, of love, truth and justice.

関係副詞

関係副詞としてのwhere

【例文】In contrast to brotherly love and erotic love which are love between equals, the relationship of mother and child is by its very nature one of inequality,

where one needs all the help, and the other gives it.

【解説】この文で、whereは関係副詞であり、その先行詞はrelationshipです。関係副詞を苦手意識を抱いている人がいるかもしれませんが、考えかたは関係代名詞と同じで、

2つの文が最初にあったとして、共通する部分を関係詞で置き換えれば、関係副詞を用いた文が出来上がります。この例を用いて説明すると、まず2つの文を考えます。

The relationship of mother and child is inequality. 母と子との関係は一方的である。

In the relationship of mother and child, one needs all the help, and the other gives it. 母と子の関係において、一方(子)は助けが全部必要で、他方(母)はそれを与える。

二つめの文の下線部は1つめの文と一致しているので、副詞句をつくる前置詞Inも含めて、関係副詞whereで置き換えることができて、2文を合わせると、

The relationship of mother and child is inequality, where one needs all the help, and the other gives it. となるわけです。

関係形容詞

 

仮定法

仮定法過去

【例文】Whosoever saves a single life is as if he had saved the whole world;
whosoever destroys a single life is as if he had destroyed the whole world.

【例文】If it is there, it is like a blessing; if it is not there, 
it is as if all beauty had gone out of life — and there is nothing I can do to create it. 

【例文】Freud holds that the selfish person is narcissistic, 
as if he had withdrawn his love from others and turned it toward his own person.

【例文】The beginning of the practice of concentration will be difficult; it will appear as if one could never achieve the aim.

仮定法過去のbe動詞としてwereが使われること

仮定法過去では条件節(if節)の中のBe動詞は、主語がIであってもHeやSheであってもwasではなく、wereが使われます。ただし、口語ではwasが使われることもあります。

【例文】To love God, if he were going to use this word, would mean, then, to long for the attainment of the full capacity to love, for the realization of that which "God" stands for in oneself. 
【例文】Love is an act of faith, and whoever is of little faith is also of little love. Can one say more about the practice of faith? Someone else might; if I were a poet or a preacher, I might try. But since I am not either of these, I cannot even try to say more about the practice of faith, but am sure that anyone who is really concerned can learn to have faith as a child learns to walk. 

【例文】To respect a person is not possible without knowing him; If care and responsibility would be blind if they were not guided by knowledge. Knowledge would be empty if it were not motivated by concern. 

【例文】Responsibility could easily deteriorate into domination and possessiveness, were it not for a third component of love, respect.

as if 節の中が仮定法ではなく、通常の直説法の例

as ifときたら必ず仮定法になるわけではありません。

【例文】It seems, though, as if the proportion between masters and dilettantes is more heavily weighted in favor of the dilettantes 
in the art of loving than is the case with other arts.

 

疑問詞

否定

部分否定

二重否定

 

話法

直接話法

間接話法

修辞法

強調

倒置

【例文】Mother's love is bliss, is peace, it need not be acquired, it need not be deserved. But there is a negative side, too, to the unconditional quality of mother's love. Not only does it not need to 
be deserved — it also cannot be acquired, produced, controlled.

【例文】Closely related to the development of the capacity of love is the development of the object of love. これは倒置で、C+S+Vの形になっている。Cが長いこと、および強調したいというのが倒置される理由。

挿入

【例文】What Freud, paradoxically enough, ignores, is the psycho-biological aspect of sexuality, the masculine-feminine polarity, and the desire to bridge this polarity by union.

省略

同格

【例文】In the nature of fatherly love lies the fact that obedience becomes the main virtue, that disobedience is the main sin — and its punishment the withdrawal of fatherly love. 
【解説】この文では、the factと、接続詞 thatがつくる名詞節とが同格の関係になっている。

品詞

名詞

冠詞

代名詞

Itの用法

形式主語のIt

【例文】It is the attitude which instills in the child a love for living, which gives him the feeling: it is good to be alive, it is good to be a little boy or girl, it is good to be on this earth! 生きていること、男の子や女の子でいること、地球上に存在すること、というto不定詞の名詞的用法と、形式主語となっているITに注意しましょう。 文の冒頭のItは、強調構文(It is ~ that/which …)の構成要素のItです。

 

強調構文のIt

【例文】The mother must not only tolerate, she must wish and support the child's separation. It is only at this stage that motherly love becomes such a difficult task, that it requires unselfishness, the ability to give everything and to want nothing but the happiness of the loved one. It is also at this stage that many mothers fail in their task of motherly love.

強調構文かそれとも形式主語のItからなる構文かを見分けるのは簡単で、強調構文であれば、It is … that を取り払ったときに、完全な文が残ります。上の例文でためしに取り払って語順を戻してみると

Motherly love becomes such a difficult task only at this stage.

It requires unselfishness, the ability to give everything and to want nothing but the happiness of the loved one only at this stage.

Many mothers fail in their task of motherly love also at this stage.

となります。

形容詞

副詞

 

前置詞

from

覚えておきたい動詞との組み合わせ

prevent ~ from -ing  ~がーするのを妨げる
【例文】In the ideal case, mother's love does not try to prevent the child from growing up, does not try to put a premium on helplessness.
【例文】Altogether, the effect of the "unselfish" mother is not too different from that of the selfish one; indeed, it is often worse, 
because the mother's unselfishness prevents the children from criticizing her.
【例文】Fear of or hatred for the other sex are at the bottom of those difficulties which prevent a person from giving himself completely, 
from acting spontaneously, from trusting the sexual partner in the immediacy and directness of physical closeness.

接続詞

等位接続詞

等位接続詞というのは、結ばれる2つのもの(文、節、句、単語)が対等なものです。例えば、2つの文をANDで結ぶ場合、このANDは等位接続詞と呼ばれます。oranges and apples のように2つの単語を対等な関係でつないだ場合も同様です。

等位接続詞 and

【例文】He has little connection with the child in the first years of its life, and his importance for the child in this early period cannot be compared with that of mother.

等位接続詞 but

【例文】Love is not the result of adequate sexual satisfaction, but sexual happiness— even the knowledge of the so-called sexual technique — is the result of love.
【和訳】愛は性的に十分満足した結果として生じるのではない。性的な幸福のほうが、いわゆるセックスのテクニックの知識でさえ、愛の結果として生じるのである。

従属接続詞

if

条件を表す副詞節を導くIf

【例文】If a person loves only one other person and is indifferent to the rest of his fellow men, his love is not love but a symbiotic attachment, or an enlarged egotism.

【例文】If I perceive in another person mainly the surface, I perceive mainly the differences, that which separates us.


名詞節をつくる、従属接続詞that

【例文】But while the data of psychoanalytic therapy point to the fallacy of the idea that knowledge of the correct sexual technique leads to sexual happiness and love, 
the underlying assumption that love is the concomitant of mutual sexual satisfaction was largely influenced by the theories of Freud. 
【解説】ここでは、ideaとその直後のthat節(名詞節)とが同格の関係にあり、assumptionとその直後のthat節(名詞節)もやはり同格の関係にあります。
文が長いので、骨格部分だけを抜き出して訳を与えておきます。
But while the data point to the fallacy, the underlying assumption was largely influenced by the theories of Freud.
しかし、それらのデータからは誤った考えが導びかれてしまうが、そこでの前提はフロイトの理論から大きな影響を受けているのである。


接続詞のas

asは前置詞としても使われますし、接続詞としても使われて、意味も多様なので、頻出する使い方を整理しておくことが大切です。

「譲歩」を表す接続詞のas

【例文】Shoes, useful and needed as they may be, have no economic value (exchange value) if there is no demand for them on the market.

【和訳】靴は、役に立つだろうし必要でもあろうが、もしも市場に靴の需要がなければ、経済的な価値(交換する価値)はない。

【解説】形容詞が前に出る倒置の形で使われています。

 

参考

  1. 総合英語フォレスト 第6版 石黒昭博 監修 桐原書店

レオ・ブスカーリア(Leo Buscaglia)さんの「Born for Love」ツアー講演会動画(57:43)

葉っぱののフレディー(原題:The Fall of Freddie the Leaf)の著者、レオ・ブスカーリア(Leo Buscaglia)さんの講演の模様です。葉っぱのフレディからは想像がつかないくらいに、熱く、激しい人です。

Leo Buscaglia – Born for Love

 

参考ウェブサイト

  1. Leo Buscaglia: Born For Love KVIE PBS Preview 4:56

現在完了形の構文、意味、注意事項、併用できる・できない時間・時刻を表す副詞

日本語にはない英語の「完了形」は、日本人が英語を学ぶ上でひとつのハードルになっていると思います。しかし、完了形があらわす概念をつかめれば、それほど難しいものではありません。YOUTUBE動画に優れた教材があったので、これを見ながら現在完了形(Present Perfect Tense)を学びましょう。

English grammar in use: Using Present Perfect Tense

完了形の作り方 構文

現在完了形の肯定文(affirmative sentence) 主語+have + 過去分詞 (past participle)

現在完了形の否定文(negative sentence) 主語+have + not + 過去分詞

現在完了形の疑問文 (question) Have + 主語+過去分詞

 

現在完了形はどういうときに使うのか、および使い方の注意点

おおざっぱな理解としては、過去のある時点から現在までのことを表現するときに使います。

現在完了形の用法(1)経験

ある動作や行為が過去の(明確に示されない)ある時点で起きたときに使います。

例文: 「俺、その映画、前に観たよ。」 I have seen that film before.

過去のある時点を明確にしめさないというところが重要です。用法上の注意として、過去のある時点を明確に示す言葉と一緒には用いられません。

例文:スペインに行ったことがある。I have been in Spain. (注意:何年に行った、と時期を明示する場合には現在完了形は用いません)

現在完了形の用法(2)継続

過去に起きたことがらが現在まで継続しているときに現在完了形を使います。過去の起点となる時期を表す語句を合わせて用いることができます。

例文:子供のときからここに住んでいるよ。I have lived here since I was a child.

例文:おとといからずっと具合が悪いんだ。I have been ill since the day before yesterday.

現在完了形の用法(3)結果

過去に起きたことや過去にした行為の影響が現在にまで及んでいることを示すときに、現在完了形を使います。言外に、なんらかの現在のことを表現しているニュアンスが入るところがミソです。

例文:財布をなくしてしまった(ので、今お金がない!)I have lost my wallet.

現在完了形の用法(4)完了

例文:新車買ったんだ! I have just bought a new car!

現在完了を使うときの注意点:一緒に使えない「時をあらわす副詞」

過去のある時点を明確に示す言葉と一緒には用いられません。

例文:スペインに行ったことがある。I have been in Spain. (注意:何年に行った、と時期を明示したい場合には、現在完了形は使えないので過去形で表します。 I visited Spain in 2002.)

現在完了形でいっしょに使えない語句の例:

  • in 2017
  • Yesterday
  • One year ago
  • Last week
  • At that moment
  • That day
  • One day

これらをひとつずつ丸暗記する必要はまったくありませんん。どれも、「過去のある特定の時点を表す言葉だから、現在完了と一緒には使わない」と理解しておいて、必要に応じて、その都度正しい判断をしましょう。

現在完了を使うときの注意点:「時をあらわす副詞」が一緒に使える場合

時をあらわす語句であっても、まだ現時点でその時間が終わっていないものは、現在完了形とともに用いることができます。

例文:マイクを今日見かけた? Have you seen Mike today? (注意:今日という日はまだ終わっていないので、現在完了形といっしょに使える)

例文:今週あたらしい車を買ったんだ。We have bought a new car this week. (注意:話しているのは今週で、買ったのも今週で、まだ今週は終わっていないので、現在完了形とともに使える)。

現在完了形の使いかた:特定の時刻・時期をあらわさない、頻度や時間を表す語句は、一緒に使える

現在完了と一緒につかってOKの、頻度を表す語句。

  • Ever
  • Never
  • Once
  • Many times
  • Several times
  • Before
  • So far
  • Already
  • Yet

例文を紹介しておきます。

What Is the scariest story you have ever heard? (nytimes.com) 今まで聞いたなかで一番怖かった話って何ですか?

I have never been abroad. (alc.co.jp)